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介護の問題 

二日前の午後、定期的な休診の時間を使って、仙台に住む弟夫婦の家を娘と訪ねた。母に会うためである。5月まで母がショートステイさせて頂いた施設よりも、50Kmほど北になる。自宅から車で3時間超かかる。車で日帰りは少しきつい。

母がデイケアから帰ってきて、弟夫婦の家の前に停めた私の車に目をやり、栃木のナンバーであることを発見。嬉しそうに、栃木からの車だと言っていた様子。以前よりも元気そうにしていた。弟夫婦が良く世話をしてくれているようだ。

ただ、義妹に尋ねると、夜中に起き出すことが多いらしい。母の休む部屋の隣で寝ることにしてくれているらしい。「お母さん」と呼びかけながら、何くれとなく世話をしてくれる義妹には、こころから感謝の念を抱いた。弟の強い希望でこのような形で介護してくれているのだが、無理にならぬようにと言うのが精一杯だった。

昨年母が94歳になるまで我が家で生活していたが、もう施設にお願いしなければ生活が立ち行かなくなるというところまでいって、施設への入所の手配を済ませた。そこで、母思いの弟が、母を引き取ると言い出したのだった。それまでも度々我が家を訪れて、母の面倒を見ていた弟の言い分に否というわけにはいかなかった。

でも、身体の丈夫でない、義妹に過分な負担にならないだろうか。どうすれば良いのだろうか・・・親が年老いたときの対処は思ったようにはいかない。そして、やがて近い将来、介護を受ける立場に、私もなるのだ。

介護の仕方は、家庭環境や、マンパワー、地域の施設の充実度等いろいろなファクターがあるだろうが、基本的には、24時間介護が必要になったら、やはり施設にお願いするしか方法がなさそうに思える。近くの施設で、頻繁に面会に出向けること、介護をしてくださる方々と意思疎通ができることが、ベストではないが、多くの場合、選択可能な選択肢なのではないだろうか。家族が、努力をして、カバーしきれなくなったら、やはり公的な援助が必要だ。

医療介護で経済成長を目指すのも結構だが、介護の必要性はどんどん大きくなる。自分の親のことになると、気持ちは大きく乱れるのだが、公的な介護の体制を拡充してもらいたいと心底思う。

私の車が目に止まって、小躍りして喜んだという母、きっと故郷に連れ帰るために私が来たのだと思ったのだろう。


以下、引用~~~

「介護で退職」26% 要介護家族アンケートで
10/06/23
記事:共同通信社
提供:共同通信社


 介護者支援の全国ネットワーク「ケアラー(家族など無償の介護者)連盟」が実施した家族介護者らへのアンケートで、26%が「介護のため仕事を辞めた」と答えたことが22日、分かった。

 調査は今年4月から6月、障害者や認知症などの家族らを介護する介護者を対象に実施、250人が回答。

 仕事への影響を複数回答で尋ねたところ、「勤務時間を減らした」人は33%、「退職した」は26%、「転職した」は11%、「休職した」は6%。

 介護をする以前に行っていた趣味やボランティアなどの社会活動の機会が減った人は64%に上った。

 介護時間は「半日程度」が28%で最多。次いで「1時間未満」(20%)、「ほとんど終日」(17%)、「2~3時間」(16%)と続いた。

 このほか「ほとんど終日、要介護者のことを考えている」(41%)、「孤立していると感じたことがある」(50%)、「身体に不調がある」(52%)、「こころの不調がある」(39%)-などの回答があった。

 必要な支援としては「サービスや制度の充実」、「行政や地域、職場の介護者問題への理解」、「在宅介護者手当」などが挙げられた。

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