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千葉の地域医療危機 

千葉の東部は、医療過疎であることは良く知られている。それをどうにかしなければならないという機運が盛り上がってきたという記事だ。

問題は、ハッキリしている、医師不足、特に小児科・救急医療を担当する医師の不足。

医師は、もう一杯一杯だと言う。住民は、医療に地域格差があってはならないと言う。青年会議所の方は、住む人間がいなくなってしまう、経済活動が成立しなくなると言う。行政の意向を受けたと思われる医師会の人間は、住民と行政・医療者が連携すべきだと言う。

国の地域医療再生計画では、大学に寄附講座を作ることになっている。

さて、どうしたら問題は解決されるのだろうか。

問題の原因を明らかにしないと解決しないように思えるのだが・・・。関係者は、原因に迫ることができない、しようとしないようにしか見えない。


以下、引用~~~

(千葉)医師不足地域医療の危機
10/07/05
記事:読売新聞
提供:読売新聞


 茂原市の会社社長玉川大樹さん(35)は先月、1歳の長女が39度前後の熱を出し、日中に市内の病院で診てもらった。「夜も高熱が続いたら?」と尋ねると、医師は車で約1時間の市原市の病院名を挙げ、「そこに行くしかない」。茂原市と周辺6町村の「長生郡市」では、夜間の入院・手術に対応する2次救急医療を、公立長生病院(茂原市)など5病院が輪番で受け持っているが、当直医に小児科医が入っていないためだった。

 幸い玉川さんの長女の熱は落ち着いたが、玉川さんは「この地域の小児救急医療を考えさせられた」。

 長生郡市は人口約15万6000人。10万人当たりの医師数は97・4人(2008年末)で、県平均161・0人の6割にすぎない。特に、小児科医の不足は深刻で、長生郡市内では10人に満たない。

 問題は小児医療にとどまらない。脳卒中や心筋梗塞(こうそく)をはじめ救急患者は搬送時間が長いほど、命を危険にさらすリスクを負うが、救急患者を他の地域の病院に運ぶ「管外搬送」の割合は36%(08年)と県平均を9ポイント近く上回る。重症者となると、半数以上が管外搬送だった。

 2次救急の輪番病院では、当直医の担当時間は夜8時から翌朝6時まで。日中の診療時間(午前8時半から午後5時)の前後に計5時間以上の空白が生じている。空白時間には、管外の病院に搬送せざるを得ないケースも多い。こうした背景にも絶対的な医師不足の問題が横たわっている。

 地域の中核病院である長生病院は06年に一時、内科医が1人まで減少。医師集めに奔走し、08年4月には9人まで増えたが、他の病院へ移る医師が出るなどしたため、現在は常勤4人が外来、病棟回診をこなし、救急は非常勤2人の助けを借りる。小笠原明医局長は「医師の負担は限界に近い」と話す。

 玉川さんら茂原青年会議所メンバーは、地域医療をテーマに市民フォーラムを今年10月に開くことを決めた。理事長の市橋拓道さん(35)は「このままでは将来、この地域で暮らし続けたいという人がいなくなる」と危機感を口にする。

 茂原市在住の宍倉朋胤・県医師会理事(救急担当)は「子育て世代が関心を持って立ち上がったのは心強い。地域医療を良くするには住民と行政、医療者との連携が不可欠」と話す。

 長生郡市などで国の基金を利用した医師確保策などが今年度動き出すが、玉川さんは「国は住んでいる地域によって受けられる医療サービスに格差が出ないようにしてほしい」と参院選候補者の訴えに耳を傾けている


コメント

はじめまして。

お初にお目にかかります。
A1CLUBのブログリンクからお邪魔させていただきました。
非常に興味をもって読ませていただきました。まずは地域医療の問題について、私の住む岩手は県立病院数が日本一なのですがやはり医師不足(特に小児科、産科)が酷く、過疎地域の県立病院は診療科の廃止やベッド削減などを余儀なくされております。
極めつけはそれに便乗したニセ医師着任事件まで起こる始末。
県は救急ヘリなどの県央部への搬送体制などで対応していくようですが根本的な解決には程遠い状態です。岩手医科大学でも寄附講座なるものの採用を計画しているようですが基本的に勤務医を取り巻く環境の厳しさは全国的なもののようですね。私たちの時代では唯一自治医科大がそのような制度を持っていたように記憶しております。
ところで千葉県東部、一宮町に叔母夫婦が住んでおり年1回ほどのペースで出かけております。従姉妹は東部某病院で看護士をしておりNUT局の記事は知らなかった驚きと興味を持って拝見させていただきました。
N6TT局の記事についても、当局3月に再開局してすぐsteveとCWでお声がけいただいたこともあり次回QSOできた暁には娘さんの件上手く伝えられたらと思いつつ読ませていただきました。
千葉県については、私の母が市原市出身、さらに私も県内の大学を卒業しているということで非常にご縁のある土地です。今後ともよろしくお願いいたします。

Tonyさん

初めまして。コメントをありがとうございます。

様々な面から、医療が崩壊しつつあるように思えます。岩手は、県立病院の集約化・診療所化を大胆に進めているようですね。過疎地域が今後どのようになって行くのでしょうか。

千葉も北東部は、医療に関してお寒い状況のようです。これも大分前から分かっていたことなのですが、抜本的な対策は何も打ち出せていないようです。

この2,3年間、医療崩壊という現実を目の当たりにしてきて、私は、ただ目撃しそれを記録するだけしかできないなと感じています。

Steveには、是非声を掛けてあげてください。お嬢様のAmyが以前とは違ってしまったと言っていました。ただ、次女のHannahが、井戸を掘るためにマラウイに元気に旅立って行ったと、昨日言っていました。

貴兄のブログも読ませていただきました。ジェネコンにお勤めのようで、いろいろと伺いたいこともあります・・・小沢さんの地元ですね(近日中に記したいと思っていますが、西山建設事件は、検察特捜部の勇み足である可能性が高いようですね)・・・。

今後ともよろしくお願いいたします。

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