FC2ブログ

医療費報道記事で、報道されていないこと 

2009年度医療費について報道されている。

医療費について、客観的な立場で分析しているサイトがある。外科学会のサイト。こちら

この報道記事で、ミスリードしていると思えるのは;

○この医療費のうち、国が支払っているのは、3割程度に過ぎないことを全く述べていないこと。

○医療費の増加要因の分析が不十分。薬局調剤医療費が、飛びぬけた伸びを示していること等は、まず報道すべきではないだろうか。

○医療費の6,7割は、入院医療、殊に終末期医療に費やされている。終末期医療についての議論が、医療費の合理化には必要になるだろう。ただし、入院医療費そのものが国際的な標準からして高すぎるとはとても言えない。

国民が、医療費に関心を持たないと、医療が国民のためにならない。自分達の医療費がどのように使われているのか、少ない国の負担はこのままで良いのか、合理化すべきはどこなのかといった点に、国民が関心を持ち、この報道記事等を丸呑みせずに、情報を自分で集めること、ミスリードする報道に否を言うことをしないと、医療は、どんどんおかしな方向に進んでしまう。



以下、共同通信の記事を引用~~~

医療費、35兆3千億円に 09年度概算、7年連続最高
2010年8月17日 提供:共同通信社


 厚生労働省は16日、2009年度に病気やけがの治療で全国の医療機関に支払われた医療費が、概算で35兆3千億円に上り、7年連続で過去最高を更新したと発表した。70歳以上の医療費は15兆5千億円で全体の44%を占めた。

 1人当たりの医療費も、70歳以上では前年度比で1万9千円増の77万6千円、全体では1万円増の27万6千円と、ともに過去最高を更新した。

 入院も含めた受診延べ日数は5年連続で減少し、前年度比0・6%減だったが、1日当たりの医療費は4・1%増加。厚労省は「医療の高度化に伴い、受診回数が少なくても治療できるようになった半面、単価の高い先端技術や新薬の使用が医療費全体を引き上げている」と分析している。

 医療費は高齢化などの影響で毎年3~4%程度の自然増が見込まれている。09年度の伸び率は3・5%増で、従来とほぼ同じ水準だった。

 概算医療費は、医療費の動向を迅速に把握するために集計されており、労災分などを含んでいない。医療費全体を示す国民医療費の97~98%に相当する。



ネット上で得られた、少し突っ込んだ情報~~~

診療種類別の構成は、一般診療医療費が75.1%で0.5ポイント減、歯科診療医療費は7.3%で0.3ポイント減、一方、薬局調剤医療費は0.8ポイント増加して15.0%となった。薬局調剤医療費は歯科診療医療費の2倍を超えた。その実額は8.8%増で、国民医療費の3.0%増を大きく上回っている。歯科診療医療費は実額でも0.2%の減少となっている。

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/1845-edca2f8c