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CWによる脳の活性化という仮説への期待 

CW受信訓練前後での大脳の変化の内容を、CWopsのMLに流した。こんな風に・・・

Hi everyone,

What does it mean to you to communicate with this old fashioned mode CW? Just a nostalgia
of good old days? Or a jargon? Maybe, this question is senseless to some. For they just
enjoy it without considering its meaning etc.

It could be worth quetioning this when you would understand why it is so interesting to
you and when you would explain your feeling to the others who don't know of CW at all.

Some of recent medical researches tell us copying CW is functionally analogous to reading
sentences. It is a highly intellectual process. This might be a clue to answer the
question in the beginning.

This is an abstract of such a paper in a recent issue of a medical magazine.

この後に、例の抄録が続く・・・

すると、ML上でかなりの応答があった。それ以上に、個人メールで様々な応答を受け取った。

ふざけたものもあったが、多くは、こうした知見により、脳が活性化する、即ちアルツハイマー等の老化現象から逃れられるのではないか、という希望を述べた文面だった。脳全体の賦活化ということが起きうるものか疑問だし、この論文は、CW受信訓練によって活性化された大脳部位、神経細胞群が増えたと思われる大脳部位について語っているに過ぎないのだが、CWという高度に知的な営為が、間接的に脳を様々な形で賦活する可能性はある。

個人的にも、幾つもメールをもらった。

91歳のあるハムは、音楽を聴くことと、CWの運用をすることを続けている。最近、知的能力の衰えを自覚している(健忘が激しくなってきた)、だが、この論文抄録を読んで力づけられたと記してきた。恐らく、ここまで元気にお過ごしになれるのは、ご両親からの遺伝の賜物と、ご自身の周囲への関心と、積極的な姿勢によるのではないか、また空で会いましょうと、彼に書き送った。

また、Gary W5ZLは、QSTに投稿する予定だったという原稿を送ってきた。アルツハイマーに冒された年配の友人ハムが、いよいよ自宅での生活ができなくなり、介護援助を受けられる施設に奥様共々移転した。だが、新しい環境に馴染めず、辛い日々を送っていた。その友人の奥様が、Garyに自宅で使っていた無線機を持ってきてくれるように依頼した。Garyは、ご自身の奥様の手助けを得て、旧いTS440とバグキーを、友人の部屋にセットした。

数mのワイアーをアンテナとしてつなぎ、18メガでのSSBの交信を聞かせたが反応はなし。次に、バグキーで友人のコールを打った。サイドトーンで流れる自身のコールを聞くや否や、彼はそのコールを大声で叫んだ。ついで、W5ZLと打つと、同じくダブリュー ファイブ ゼッド エルと叫んだということだ。その生き生きとした表情が目に見えるようだ。

恐らく、健忘は、選択的に起こり、感情の伴う記憶は、最後まで残るということを示しているのだろうが、殆ど日常生活・日常会話が成立しがたいこの方に、CWの記憶が鮮明に残っていることに、感動すら覚えた。この文章を公表することで、もう亡くなったこの友人のご家族が当惑されることをGaryは心配していたが、ご家族の承諾を求めて、是非公表されるようにお勧めした。

ハムの中でも、忍び寄る老いに対する関心がとても高いことを改めて知った。そして、CWによる脳の活性化という仮説に寄せる期待もとても高い。

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