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感動を与えてくれた音楽、サイトウキネンと、ブラームスピアノ四重奏曲2番と 

最近、BSで放映された音楽で感動したもの二つ。

一つは、今年のサイトウキネンフェスティバルでの小澤征爾の指揮した、チャイコフスキー弦楽セレナーデの1楽章。燃え上がるような演奏だ。ただならぬものに接するような畏怖の念を抱かせる演奏。小澤氏は、かなりやつれていたが、指揮台の上では、老いや病上がりであることを感じさせない。このような演奏に生で接することができた人は、何と幸いなことだろうか。ちなみに、サイトウキネンという音楽祭のタイトルは、今年が最後らしい。私の憧れの倉田澄子女史も、チェロの後ろのプルトで熱演してた。小澤氏の病状が少し気になる。

もう一つは、樫本大進他邦人演奏家(チェロだけは、趙静という中国人の演奏家・・・彼女も日本で教育を受けた方だが・・・)によるブラームスのピアノ四重奏曲2番イ長調作品26の演奏。この曲の瑞々しい美しさが迫ってくるような演奏だった。以前、この曲の第二楽章について印象を語った記憶があるが、同楽章だけでなく、すべての楽章が、恰も初夏の木々の葉に水玉が揺れるかのような瑞々しさを感じさせる。そうした描写が、単なる自然描写ではなく、深く心象風景の描写になっている。

11月上旬、信州で大学オケの後輩が演奏する、シューベルト「冬の旅」の全曲演奏をやはり聴きに行ってこようと改めて思った。

ブラームスのピアノ四重奏曲2番の映像と演奏。1楽章は、どこかの音楽祭でのもの。少しデッドな演奏環境で、弦が響かないのが残念だが・・・ピアノと寄り添い、さらに反発しながら弦が歌いあげる、楽しい演奏だ。



同じ曲の2楽章。名手ボーザールトリオの演奏。ピアノはプレスラー、ビオラがトランプラー。暖かな響きだが、途中(3分半の辺り)の慟哭するかのようなピアノも聴きもの。惜しいことに、最後の部分が切れている・・・。

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