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1st ever with Tim 

私は、無線で何局かから同時に呼ばれた時には、原則として弱い局と、キーイングの上手な局に応答する傾向がある。本来なら、ゆっくりとしたキーイングの局にゆっくりお相手をするのが、歳の行った者の責務なのかもしれないが、まだるっこしくなって、それはなかなかできない。

このところ、朝の14メガが北米東海岸に良く開けている。時には、21メガ等も開けている様子だ。今朝、14メガでCQを出すと、3,4局に同時に呼ばれた。すべて北米の局。あちらは、仕事を終え、シャックでほっとしているところなのだろう。早いキーイングのK2ZFに応答しようと、PTTスイッチを押しかけた・・・が、少しゆっくりなバグキーでMKAというサフィックスが聞こえたような気がした。私は、「MKA?」と打ち、もう一度呼ぶように促した・・・そう、あのTim Brown W1MKAだった。

元WB2MKA Timのことは、こちらで既に記した。中学生時代の文通友達だ。45年以上前に、交信の約束をしたが、当時の自作の小さな機械で、交信できるはずもなかった。その後、30年近く前に、一二度手紙のやり取りをしたが、それからまた音信不通になった。最近、たまたま彼がコールをW1MKAに変え、復活したことをネットの情報から知った。それで、またスケジュールを組んだのだが、奥様が病気に倒れられ、交信が出来なかったのだ。

Timは、短点の短めな、いかにも通好みのキーイングをする。ただ、CWはあまり得意でないのかもしれない。ゆっくりとしたCW。これが、あのTimのキーイングか・・・聞こえる向こうで、彼がバグキーを叩く様子を想像した。奥様は、2週間入院されたが、今は回復なさったとのこと。良かった。昨夜バッハを弾くヨーヨーマを聞きながら、私を思い出していた、と。嬉しいことを仰る。ヨーヨーマと並べられては、こそばゆい限りだが、私の演奏を聴いたことがないので仕方あるまい。100Wに木に引っ掛けたデルタループという設備だが、しっかりと聞こえてくる。今度は、7メガで会おうではないか言って、去って行った。

中学時代に無線機を手作りし、竹ざおで硬銅線を使ったアンテナを上げて、電波を出していた時代を改めて思い出した。Timも同じかもしれない。また、どこかで会えることだろう。実は、数日前に、かねて無線の先輩として尊敬していたアメリカのOMとしばらくぶりにお目にかかり、彼が老いていることに気づかされ、無線をする気力が多少失せてしまっていたのだ。あの巨人のようだった彼が、あのように年老いることを受け入れがたかった。しかし、それを事実として受け入れなければならないのだ。Timとの初めての交信のような喜ばしい出会いがまだまだあることだろうし、年老いた先輩には昔の話をしよう。まだ、無線を楽しみ続けてゆこう。

コメント

小説になりそうなエピソードですね、感動しました。今度はアイボールですね!

ありがとうございます。彼のコールを聴いたときには、熱くなるものを覚えました。彼は、スケジュールを組んで以来、何度も私の信号を探して耳を傾けていてくれたようです・・・

彼からの私信を別なポストに上げます。何か一つの目標を遂げてしまい、気が抜けたような感じがしないでもありません・・・。

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