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風邪薬は嘘っぱち 

風邪の季節が始まった。毎日新聞が、風邪薬の選び方の記事を載せている。

でも、ここに書いてあることの殆どは根拠のない嘘っぱちである。

例えば、抗ヒスタミン剤の副作用として、眠気だけを記しているが、小児科領域では痙攣を起こしやすくする薬剤として注目され、またその効果も根拠の乏しいものであるため、ただの風邪症候群には用いないことが常識になりつつある。燐酸コデイン等中枢性の鎮咳剤等も用いない。咳の出る原因を見極め、それに対する治療を行なうのが筋だ。

総合感冒薬も、小児科領域のものは、様々な成分が「僅かずつ」含まれるものだ。製薬会社としては、副作用が出ることが一番不都合であるから、含有成分は多岐にわたらせるが、含有量は年齢相当量よりもはるかに少ないことが多い。家庭の常備薬として適している等と言うのは、製薬会社のPRそのもの。

この新聞社は、英字新聞に日本人の女性を誹謗する記事を載せ続け、それが表ざたになって、広告収入を減らしたことが最近あった。で、製薬会社に広告を出してくれるように依頼する文書を社長名で出したことがあった。この記事のタイトルに1000億円市場と、如何にも物欲しそうな文字が並んでいることからも分かるとおり、これは一種の広告記事である。

私は、明らかな風邪症候群の場合は、暖かくして水分を取り休むことにしている。勿論、乳幼児や基礎疾患のある方、発熱が4,5日以上続く場合、意識障害や激しい嘔吐等重篤な症状のある場合は、医療機関にかかるべきだが、基本的には身体を休めることで多くの場合は治癒する。

所謂風邪薬など嘘っぱちである。


以下、引用・・・でも読むのはタイトルだけで十分・・・

風邪薬の選び方 市販品は1000億円市場。「症状別」「大人専用」など…
10/11/07
記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社


医療ナビ:風邪薬の選び方 市販品は1000億円市場。「症状別」「大人専用」など…



 ◆風邪薬の選び方 市販品は1000億円市場。「症状別」「大人専用」など多様に。

 ◇常備用には総合感冒薬

 ◇引き始めの服用、効果的 成分少ない薬に利点も

 「眠くならない」「1日2回」「のどの痛みに」--。東京都千代田区のドラッグストア「セイジョー神田神保町店」の風邪薬コーナーには数え切れないほどの商品が並び、さまざまな宣伝文句が目を引く。大崎達弘店長は「年配の方は飲み慣れた製品を選び、若い世代は薬剤師などに症状を訴え、相談する人が多い」と話す。

 市販の風邪薬市場は1000億円規模で、一つのブランド名から何種類もの製品が出ていることも珍しくない。症状や生活状況に合わせて選ぶことが大切だ。

   *

 風邪は医学的には「風邪症候群」と呼ばれ、鼻やのど、気管支などに急性の炎症が起こる病気だ。8~9割はウイルス感染が原因で、鼻風邪を起こすライノウイルス、のどの痛みを伴うアデノウイルスなどがある。たいてい1週間ぐらいで自然に治るが、肺炎や熱性けいれんを引き起こすこともあり、油断はできない。

 風邪薬は原因ウイルスに働くのではなく、さまざまな症状を和らげるものだ。熱や痛みには解熱鎮痛成分のアセトアミノフェン、イブプロフェン、アスピリンが代表的。くしゃみ、鼻水や鼻づまりに有効なのは、花粉症の治療にも使われる抗ヒスタミン成分。せきやたんにはジヒドロコデインリン酸塩やメチルエフェドリンなどの成分が使われる。

 第一三共ヘルスケア経営企画部の森上智行さんによると、総合感冒薬と呼ばれるものにはこうした成分がまんべんなく含まれ、のどの痛みやせきなど11の症状に効果がある。「幅広い症状に対応し、家庭の常備薬に向いている」という。

 最近はこうした常備薬タイプだけでなく、特定の症状への効果を強調する「症状別」や「大人専用」(15歳以上)の市販薬も増えている。今秋はライオンが風邪薬市場に参入、特に熱やのどの痛みへの効果を訴える大人用製品を発売した。

 ただし、症状別でも、幅広い症状に対応できるように配合されている薬が多い。のど、鼻、発熱の三つの症状別タイプを先駆けて発売した武田薬品工業は「鼻水から始まってのどが痛くなる場合もあるため、症状別タイプにもいろいろな成分が必要」(広報担当)と説明する。つまりこうした症状別タイプもある意味では総合感冒薬だが、特定の症状により一層効果を示すのだという。

   *

 改正薬事法で、風邪薬の多くは副作用などで注意を要する「第2類医薬品」に分類されている。例えば、睡眠改善薬の成分としても使われる抗ヒスタミンは眠気を起こすことがあり、「高齢者では尿が出にくくなったり、口が渇くなどの副作用が表れやすい」と大正製薬セルフメディケーション開発研究所の木島春子・主任研究員。同社ではドライバーや高齢者の使いやすさを考慮し、抗ヒスタミン成分を配合しない製品も販売している。

 眠くなると困る人には、葛根湯(かっこんとう)などの漢方薬もある。ただし「葛根湯は体の防御機能を高めて症状を改善させるため、風邪の引き始めに飲むことが大切」(森上さん)という。

 日本薬剤師会中央薬事情報センターの向井呈一部長は「風邪には休養が一番で、薬が必要とは限らない。せきが出て眠れないなど生活に支障があれば、一番困った症状に対応した成分のシンプルな薬を」とアドバイスする。成分数が少ない方が副作用が出た際に原因を特定しやすく、必要のない成分を飲まずにすむ利点もある。

 風邪薬の添付文書にはよく、「5~6回服用しても症状がよくならない場合」は服用を中止し、医師や薬剤師に相談する▽5日間を超えて服用しない--と記載されている。向井さんも「服用しても改善しなければ別の疾患の可能性もあり、医療機関の受診を」と呼びかける。【下桐実雅子】

コメント

市販薬は功<罪?

こんばんは。
市販風邪薬、本当に困ったものです。
私のところでも咳が止まらないからと、市販の風邪薬を服用していたけれど、一瓶飲んでもおさまらないといってやってくる喘息圏の患者が最近増加しています。
また、H2ブロッカーの服用で胃癌の発見が遅れた例も聞いたことがあります。
処方された薬剤をやりとりする非常識な患者も後をたちません。
薬剤の正しい服用についての啓蒙が必要ですね。

Jeanさん

仰られる通りですね。風邪に良く効くとか、早めの何とかとかいう宣伝は、誇大広告以外の何ものでもありませんね。こうした広告にいかがわしさをこそ、マスコミは追及すべきなのですが、広告代理店に成り下がっています。

小児科では、鼻炎・副鼻腔炎を親が風邪と考えて、市販薬を飲ませ続けているケースが結構沢山あります。喘息の見過ごしも結構ありますね・・・。

困ったものですね。

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