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手かせ足かせ 

八戸市民病院が、診療報酬の「不正請求」を行なったとして、約2億円の返還を東北厚生局から受けたらしい。救急部に所属する看護師を、入院担当と解釈したが、厚生局の解釈では、外来担当とのこと。

病院の収入のかなりの額を返還させられるのだなと驚いた。病院経営に大きな負担となるはずだ。だが、問題は、病院担当者が、上記の看護師の所属を入院担当として良いと、青森社会保険事務局(現・東北厚生局青森事務所)に事前に確認していたという点だ。

社会保険事務局と厚生局の見解の相違と済まされては、病院はたまったものではない。病院側は、行政訴訟も視野に入れて、徹底して行政と対峙してもらいたいものだ。

行政の解釈によって、どうにでもなることが、医療の世界、特に診療報酬にからむ事柄ではあまりに多い。カルテの記載等手とリ足とリで縛り上げられている。カルテに記載をしないと、後で診療報酬の返還を命じられるということが実際に起きる。記載の仕方を事細かに指摘されるらしい。小児科のように患者数が多い科では、患者さんに向き合うのではなく、いきおいカルテに向かって診療するようなことになる。行政は、基本的に、責任を追及されたくないという立場であり、また医療機関・医療従事者が性悪であるという前提で、ものごとを推し進める。そして、規則の詳細は、検査・監督を行なう技官の一存で決まるようだ。法治ではなく、人治だ。それが医療現場に大きな足かせになっている。


以下、引用~~~

東奥日報

八戸市民病院が26日に発表した診療報酬約2億円の返還問題で、返還額の約8割は、看護師配置数の算定不備によることが同日、同病院への取材で分かった。同病院は、24 時間態勢の急患室の看護師三十数人について「入院担当」と解釈していたが、指導に入った東北厚生局は「急患室は外来担当」として、入院患者 7人に対し看護師1人を配置する「7対1看護」の算定基準を満たしていない-と指摘。病院は配置を見直す必要に迫られた。

看護師配置の是正に伴う返還額は、約1億5700万円。残りは、リハビリテーション実施計画や服薬指導のカルテ記載などが不十分と指摘された分。

「7対1看護」は病院に入る診療報酬が高いが、急患室の看護師が「外来担当」とされたことにより、同病院は算定上、入院担当の看護師が減少。指摘を受け看護師の配置を見直 し、「7対1看護」態勢を維持しつつ、別の「特定入院料」などと呼ばれる診療報酬を返還することにした。

同病院事業管理者の三浦一章院長によると、入院担当と解釈できる看護師の範囲については、事前に青森社会保険事務局(現・東北厚生局青森事務所)に確認したという。

返還について報告した26日の市議会民生協議会では議員から、東北厚生局から指導を受けたことについて「厚生労働省の組織間で(解釈をめぐり)連携がなされていないことが 露呈している」との意見も出た。東北厚生局青森事務所の担当者は取材に「個別の指導内容については公表していない」と話した。

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