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看護師を目指す娘に 

昨日、娘の受けた大学の合格発表があった。合格していた。すでに他の私立大学からも合格の通知を頂いていたので、心理的には追い込まれてはいない様子だったが、それでも第一志望の大学に入れることは嬉しかったらしい。20歳代半ばを過ぎて、看護師の道を目指すことになる。

祖母、それに大伯母、伯母等々、看護師をしていた、またはしている親族が、沢山いる。そうしたエートスが、彼女を看護師への道に向かわせたのか、それとも自らの経験がそうさせたのか。法律の勉強では挫折を経験したが、きっとその経験が、今後の勉強に直接・間接に生きてくることだろう。

大伯母が、我々一族が医療に携わることになった先鞭をつけた。自らの療養経験と、キリスト教信仰によって、当時不治の病であった、結核患者を受け入れるサナトリウムを、片田舎に作ったことが淵源(というほど大げさなものではないが)だ。大伯母は、結婚をせずに、結核患者の療養を助け、多くの方の最後を看取ってきた。歴史には書き残されぬ事実だが、娘には、そのエートスを是非受け継いでもらいたいものだ。世の中の一時の栄誉や、財産を求めるのではなく、助けを求める人々のために働く一生をこれから送ってもらいたい。娘が、その人生を終えるときに、生きて良かったと思えることが一番だ。

現実の医療の現場が厳しいのは、娘もある程度は分かっていよう。さらに、看護職の世界に、どうも身分関係が厳しく、科学的な態度で看護医療を行おうとする態度が乏しいような気配があることをこれまで感じてきた。ナイチンゲールを挙げるまでもなく、看護職が、戦争と密接に関わってきたことが影響しているのかもしれない。身分関係が厳しいのは、命に直接関わる仕事を行ううえで必要な規律なのかもしれない。が、それを超えた言わば軍隊式の規律があるようにも思える。看護学という学問の科学としての未熟さと合わせて、娘が壁にぶつかるかもしれない。が、その壁を乗り越え、不要な壁であればそれを取り除き、新しい道を敷く作業をする位の積りで勉強をしていってもらいたいと思っている。

看護師は、医師以上に患者さんの傍にいて、力になってあげられる仕事だ。病気の方々は、痛み、悩みや苦しみに苛まれている。が、彼等は人生の本質的なところに立っているとも言える。学問としても看護を実践的に学び、そうした患者さんから多くのものを学ばせていただくことだ。Mitleidenすることを、看護師として中心にすえて、生きていってもらいたい。それによって、自分の人生自体が豊かになることだろう。

コメント

合格おめでとうございます。Mさんには大変お世話になりました。ご活躍を楽しみしております。よろしくお伝え下さい。

DJVさん

ありがとうございます。その節は、こちらこそ大変お世話になりました。中途半端なままで仕事を辞めることになり申し訳なく思っておりました。

もう良い年齢なのですが、新しい門出で、精一杯祝ってあげようと思っています。車で一時間の距離の学校なので、毎週末に帰ってくることでしょう。

今後ともよろしくお願いいたします。

Shinさん、先日の交通事故の件びっくり
だったたのですが、人身事故でなくて
ほんとに良かったですね。

娘さんの事で、少しは気分が和らいで
いらっしゃることと思います。


私のWifeも看護師なのですが、
看護師の世界でも、いろいろ難しい
ことが有るようです。

ある程度の人数で対応しなければ
ならない事を、少人数でやらされるとか。
その他諸々、もし事故が有ったらどうするのか
時々ブツブツ文句を聞かされます。

あちらこちらで聞く医師不足の問題も
さることながら、それに付随して看護師の実務上の問題も厳しいようです。

娘さんが、何年か先実務に就かれた時は、
暖かく且つ厳しく、的確な助言をしてあげてください。






MasaGさん

ありがとうございます。事故は、物損で済み、相手の方も良い方でしたので、助かりました。

看護師の労働条件も、結構厳しいですよね。私の母・姉がかってそうでしたし、姪も現役で仕事をしています。でも、やりがいのある仕事ですので、しっかり勉強して、現場に飛び込んでいってもらいたいと思っています。

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