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地震被災地に思いを寄せて 

地震時にものが飛び散って乱雑になった部屋を片付け、崩れた石造り門扉を脇に動かした。無線部屋にも足を踏み入れ、壊れた机を外に運び出し、無線機を床に乗せたラックに一応並べた。バイブロプレックスのフィンガーピースが破損していた。無線機の作動の可否はまだチェックせず。

あまり元気がでず、テレビで繰り返し流される、被災地の惨状にぼんやり目を向けていた。一つの町がすっぽり破壊しつくされている。テレビの画面では、2,3秒間さっと見るだけだが、そこで平穏な生活をしていた幾多の人々の生活と、生命そのものが、あっというまに奪われたのだ。

昨日夕方、福島から下の道を使って7時間かけて帰宅した次男が、よく動いてくれた。日中、町が提供してくれる飲み水を貰いに行ってくれ、その後片付けにも黙々と手伝ってくれた。娘も家内と一緒に片付け仕事をしてくれている。

メールボックスを開けると、わが国、世界各地の友人達から、見舞いのメールが沢山入っていた。外国の友人達の国籍、米国、英国、ブルガリア、オーストラリア、南アフリカ等々・・・。米国の友人の中には、何かできることはないか、何処に募金したらよいかと尋ねてくれる友人もいた。手短に一つ一つ返事をしているが、全部は書ききれない。彼らの暖かな思いに接して、思わずほろリとする。

福島原発の状態がとても心配だ。今日の午後には、枝野さんの発表は現状を率直に伝えようとしているようになってきたようだが、全体として、問題を小さくしようとする、情報操作の意図が見え隠れしていた。NHKの報道・解説員も、その意図を汲んで、現実を隠そうとしているように思えた。原子炉の怖いところは、冷却がうまくいかないと、原子炉の溶融が起き(実際に溶融の初期に至っている様子)、さらに再臨界に達することだ。そうするととめどないエネルギーと放射線を放出し続ける。昨日、USTREAMというサイトで、原発の元開発者が解説していた。現在の状況は、原子炉の設計の段階で想定した状況を超えているということだ。こうした地震による原子炉破壊の問題は、設計段階で想定はされているが、それを現実の原子炉建設に生かすかどうかは、電力会社任せらしい。原子炉を、地震の多いわが国に建設し続けるのかどうか、根本的な反省が求められている。我々も、電力を湯水のように使って原子力発電を当然のことと考えてきたことを反省しなければいけないのではないだろうか。

気になるのは、やはり弟夫婦と、老母のこと。仙台の北部で少し内陸なので、津波に襲われていることはないだろうとは思っているが、通信は途絶し、何も連絡がない。母が、寒い暗闇のなかで、苦しんでいることはないだろうか・・・。こちらに戻ることを想定し、準備しておくことしか今のところできない。

最後に、自らの生命を賭して、被災者の救出に当ってくださっている方々、それに福島原発の破局回避に動いてくださっている現場の方々に、最大の敬意と感謝の念を捧げたい。

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