不安 

今日は、知人の手伝いで、近隣の救急診療所の手伝いにでかけた。細かい雨が降る中、同所に急いだ。ガソリンがまた車の量計で半分を切ろうとしている。小児と一部の大人の診療をした。高々30名かそこらだったが、気心も全く分からず、病歴も分からぬ患者さんを初診で診ることはかなりエネルギーを使う。でも、被災地では、不眠不休でこの仕事をなさっている医師や他の医療従事者がたくさんいらっしゃるのだろう。

予想したとおり、環境汚染が始まっている。半減期の短い放射性ヨードと、体内に取り込まれてもある期間で排出されるセシウムが主な汚染物質のようだが、長期間の内部被爆での影響が気になる。福島県、宮城県の状況はどうなのだろうか。野菜も、ほうれんそう等ごく一部の野菜だけが話題になっているが、他の野菜はどうなのだろうか。ストロンチウムやウラン、プルトニウムは本当に拡散していないのか。

原発への交流回線の配置は進んだようだが、冷却装置の部品に交換の必要なものがでたので、これからそれを取り寄せると報道されていた。海水につかれば、使用が不能になる電気部品は容易に想像できる。なぜ最初からそうした部品を準備しておかないのだろうか。大体において、海水に浸かったシステムを復旧できるのか。中央統御室のエアコンが使えるようになったと、一大事業であるかのように報道されていたが、余りに見通しが「甘い」のではないか。

現在、盛大に海水を用いて冷却をしているが、その海水は当然汚染される。汚染された海水が、地面に染み渡り、また海に帰ってゆく。土地と海の汚染が進む。

廃炉を前提とした、大胆な放射能拡散防止策はとれないものなのだろうか。

悲観的にならないようにしなくてはと思いつつ、官房長官の「直ちに健康被害を生じない・・・」という文言の「直ちに」とは何を意味するのかと尋ねたくなる。

まだ、生活基盤と生命とが、根源的に危機に陥っている不安感を拭えない。勿論、原発周辺に住む方々の不安はそれどころではないだろう。でも、こちら北関東も、汚染がしっかり進行しているのだ。

逃げるわけには行かない。原発で必死に働く現場の方々の努力を思い、日常生活を今まで通り続けることにしよう。

コメント

「直ちに健康被害を生じない・・・」とは、将来的には健康被害を生じるという意味なのでしょうか?
なぜ、この点をマスコミは追及しないのでしょうかね

すずきさん

そうですね・・・先ほど、保安院の記者会見を聞いていましたが、記者達は意識してか、無知なためか、ピントを外した質問を繰り返しているように見えます。

食物・飲料水として摂取し、また呼吸で取り込んだ放射性物質、放射能による被曝が、どれだけで危険を及ぼすかは、閾値があるという意見と、閾値はなく直線的に危険が増えるという考えとがあるようです。今のところ、すぐに問題になるほどの量ではなさそうですが、小児、特に幼小児には水道水は与えない方でいるほうが良さそうです。

15日でしたか、水素(ないし水蒸気)爆発で飛散した放射性物質による一時的な影響であれば良いのですが。

冷却系を動かし始めるのが、24日を目処にしていると保安院のスポークスマンが言っていましたが・・・遅いというのが率直な感想です。

冷静に経緯を見てまいりましょう。

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