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演奏会を聴きに上京 

週末、家人と上京。東京文化会館小ホールで開催されるコダーイ弦楽四重奏団の演奏会を聴きに出かけたのだ。

午前中の仕事を終え、いそいそと車で294号線を北上。常磐道・首都高に乗り、お茶の水のいつも停める駐車場へ。丸善で本を何冊か購入。音楽と医学関係の本。内橋克人氏の原発関連の講談社文庫見当たらず。

少し早めに、電車で上野に向かう。お茶の水駅ホームから見たわが母校。何ともはや、高層建築の乱立した様相。もう少し計画的に建てられないものかねぇ。真ん中から左手にかけての手前の古びた8階建ての建物が、私が在学した当時の医学部棟だったが、半分は解体され、残りも解体をまつのみの様子。名前だけは母校だが、中身はもう全く違う学校になっている・・・。

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懐かしの東京文化会館。中学生の頃、父親と東京フィルの定期会員になって、何ヶ月か通った。それが、クラシックのコンサートに通うようになった初めての記憶だ。その後、学生時代に、倉田澄子女史の弾く、シューマンのチェロ協を聴き、身体が硬直するほどの感銘を受けたのもこの大ホールだった。最晩年の厳本真理弦楽四重奏団の定期会員になって聴いたのも、ここの小ホールだった。その件は、モーツァルトのニ短調の弦四の思い出と共に記した。東フィルでドボコンも聴いた。藤原真理女史のデビューリサイタルだったか、バッハの無伴奏の演奏も、小ホールで聴いた。新婚時代、一度だけ、年末にここに音楽を聴きにきたことがあった。バッハのロ短調ミサ。その後、音楽を聴きにたびたび上京しようと家人と話し合っていたが、いつの間にか、それを果たさぬまま30年以上経ってしまった・・・。

この会館、建築後50年以上経つらしいが、立派な作りだ。第二次世界大戦終了後たった13年で竣工したとは信じられない。周囲の上野公園や、様々な博物館・美術館の落ち着いた佇まいと合わせて、気に入りの演奏会場だ。特に、小ホールは、演奏者の乗るステージと客席との段差があまりなく、音響効果が良く、親密な演奏会場だ。演奏が始まるまで、上野公園を少し散歩した。小ぬか雨が降り、すでに暗くなり始めていた。

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小ホールの入り口。コダーイ弦楽四重奏団、それに橋本あんなという若手クラリネット奏者の演奏。ハイドンの皇帝、モーツァルトのクラ5、最後にベートーベンのラズモフスキー3番。各々感銘深く聴いた。時々昔のことを思い起こしながら。モーツァルトのクラ5、クラが弦楽器と一体となり、やわらかく優しく歌う。晩年にこうした、あたたかな音楽を作曲できることの不思議を思った。ラズモフスキーの終楽章、堂々として白熱したフーガ。ラズモフスキー以降のベートーベンの弦四は、アマチュア奏者が容易に手を出せない、出してはいけない領域の音楽だということが良く分かった(笑。

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帰宅は23時を過ぎていた。夜間、雨の降る都内を車で走るのは、現在の私にとってかなりリスキー(昔はそうでもなかったのだが・・・)。あぁ、こんな小旅行、何時まで続けられるか。次は、列車で上京かな・・・。

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