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医療が荒廃する、その先に・・・ 

拙ブログ1月13日の「福島県警よ、・・・」のエントリーに対する、QWさんの最近のコメントに応えて・・・

色々なところで、抗議の声が上がっていますが、声を上げているのは圧倒的に医療関係者ですね。国民世論は動かない、さらにNHKまでも(だからこそと言うべきか)、検察の言葉を垂れ流しています。曰く、加藤医師が、事件直後「やっちゃった」「最悪」と周囲に漏らしていたと、昨夕のニュースで流していたそうですね。どんな文脈で、誰に言った言葉なのか、これではまるで分からない。むしろ、加藤医師を貶める意図がありありです。検察からの言葉をそのまま流しているのでしょう。マスコミもこの調子です。

医療崩壊により焼け野原になるのは、ほぼ既定路線のようですね。どれだけの方が苦しむことになるのかと思うと、背筋が寒くなります。医療を崩壊させるというのは、バブル崩壊などとは違い、人々の生命に直接関わってきます。

医療崩壊の後にどのような状況が生まれるのか、それに対して、どのように準備すべきか、働きかけるべきなのか、我々に問われているような気がします。

医療崩壊が到来しつつあること、その背後にいて巨利を得てほくそ笑んでいる輩がいること、医師は医療崩壊を必死で食い止めようとしてきたことを言い続けなければならないと思います。その他に、何をなすべきなのでしょうか。

コメント

峠…

司馬遼太郎は「峠」において、我が故郷の英雄、河井継之助をして次の言葉を言わしめています。

『「瓦全(がぜん)は、意気ある男子の恥ずるところ。」
瓦としていのちを全くするというのは意気ある男子のとる道ではない、という。
「よろしく公論を百年の後に俟って玉砕せんのみ」
いずれが正しいか、その議論が落ち着くのは百年のちまでまたなければならない。歴史は百年たてば静まるであろう。その百年の後世に正邪の判断を任せるべきである、というのが、東洋の価値観であった。』

私自身は何も陽明学の徒ではないのですが、今は、静かにそんなことを感じています。
いつか理解してくれる誰かのために、我々医師が声を大にして叫んでいた、という事実を残したい、そう思います。

英国の状況等をみますと、医療の待ち時間が長いといったことで、患者さんが怒り、医療従事者に暴力を振るう等といった事態が起きているようですね。官僚・政治家の目論見によって、患者対医師の対立軸とされる不幸な事態が出現しつつあるような気がします。

そして、法曹の暴走、低医療費政策、マスコミの大衆と官僚・法曹への迎合が生み出す、医療従事者とりわけ医師の士気の低下は、容易なことでは元に戻りませんね。

100年待たずとも、我々には何が問題なのか分かっていますが、本当は国民の問題であって、我々の問題ではない、従って、我々医療従事者が出来るのは発言を残すだけということになりますでしょうか。

福島県立大野病院加藤医師への支援を続けたいものですね。

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