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The Maunder Minimum 

今回の太陽活動サイクルのピークは2013年に来ると予想されている。その後、太陽活動は徐々に低下、2020年に新たなサイクルに入ると予測されている。

が、どうも、次のサイクルから、太陽活動が低いまま続く、新たなMaunder Minimumとなる可能性があると言われている。Maunder Minimumの解説はこちら。1645年から、1715年前後まで、太陽黒点がほとんど観測されなかった、その時期を、Maunder Minimumと呼ぶらしい。

アマチュア無線がらみでは、ハイバンドの良好なパスが、今後数十年の長さにわたって期待できなくなるということだ。ローバンドがアマチュア無線の主要なバンドになることだろう。この数十年は、比較的太陽活動が盛んな時期にあたり、それによるハイバンドの良好なパスを楽しめた、と10年後に思い返すことになるのかもしれない。

とすると、ローバンドがアマチュア無線のメインストリートになる可能性が高い。私自身のことでいえば、リタイアしてまで、デカいビームを使い続けるのは現実的ではない。将来用いるアンテナとして、20m程度に上げた平衡フィーダーで給電したダイポールか、ヴァーチカルのフェーズドアレーを考えている。今朝、14メガで交信した、Hans DJ1KJは、2エレのフェーズドアレーを用いていた。マルチバンドのバーチカル二本を5m間隔で屋上に建てている。ラジアルは金網を用いているらしい。二本の同軸を室内に引き込み、室内にフェーズラインを設置している様子。ちょこっとビーム方向を変えてみてくれたが、確かによく切れている。このエレメント間隔でもハイバンドでもよく動作すると言っていた・・・ゆくゆくは、このようなアンテナを使おうかと、話を伺いながら思った次第。

短波帯利用に関して、悪いニュースがもう一つ。わが国でのPLCの利用が規定路線で、現在は、そのモデムの規格をどうするかということが問題になっていると、JA1ELY草野氏が知らせてきた。財界・業界は、PLCをどうしても使いたいようだ。聞くところによると、スマートグリッドのコントロール手段にPLCを使う意向らしい。PLCが全国で使われるようになったら、短波帯の弱い信号での交信は不可能になる。JARLも、強力な反対の意向を示してこなかったので、自分で自分の首を絞めることになっている。これから、我々に何かできるか・・・とりあえず、PLC訴訟の原告団の一人ではあるのだが・・・。

関係のない話、Maunder Minimumの時期は、地球の寒冷化と一致していたようだ。寒冷化が起きると、木の年輪が密になり、それが弦楽器の良い材料となるらしい。Maunder Minimumの時期は、ストラディバリウスの生存し活躍した時期に一致するらしい。そういえば、バッハの活躍の少し前にあたるかしら・・・。

1960年代、1980から90年代にかけての太陽活動が盛んだった時期を経験させてもらったことだけでも良しとしなければならないか・・・短波帯のアマチュア無線が生き延びてくれることを祈ろう。

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