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内部被曝への覚悟 

牛肉に食物の暫定基準値以上の放射能が検出されたとしてニュースになっているが、そもそもこの食物暫定基準値なるものが、どのようにして決められたのだろうか。

その解説をしたサイトがある。こちら

ICRPの5mSv/yという基準値から算出しているようだ。

上記のサイトでも議論されているが、この基準値にはいくつも問題がある。

○外部被曝の基準値を用いていること。
外部被曝の基準値をそのまま内部被曝に援用できるのかどうか。

○ICRPの基準値は、非常事態に対するものであること。
この基準値は、できるだけ早期に、通常時の基準値1mSv/yに戻すことが必要とされている。一方、内部被曝は、年余にわたり続くことが予想される。この非常事態の基準値を採用することに問題はないのか。

○核種全体の数値が、核種毎の数値に置き換えらていること。
上記サイトでも指摘され、議論されているが、5mSv/yという全体の数値が、各核種毎の数値に置き換えられている。原発事故では、各核種すべてを考慮しなくても良いという判断から来ているらしいが、それでも基準値の総量が17mSv/yに達する。サイトの筆者も述べておられるように、リスク管理の問題として適切なのかどうか、疑問だ。

この原子力安全委員会の専門参考人の議論でも明らかな通り、この非常時にどれだけの内部被曝を許容するのか、原子力行政に携わる専門家から、しっかりとした説明が国民に対してなされるべきだ。現実問題として、食物・飲料水等による内部被曝の増加は避けられず、その影響もまだ分からないことが多い。魚等の基準値が事故前予め決められていなかった様子を見ると、行政の対応は何か心もとない限りだ。

汚染は、牛肉にとどまるわけがない。事実をすべて公表し、起きうるリスクを説明し、国民にそれへの心構えをしっかり述べるべきなのではないだろうか。また、国民の内部被曝を計測し、しっかりしたデータを基に推定することも必要だ。そうしたことを理解して、国民は覚悟を決めて生きてゆかざるをえない。

コメント

管理区域ですね

 福島の小学生が居住し学んでるエリアは放射線管理区域に相当する外部被曝があるようです。今後も続くであろう内部被曝を合わせると相当な被曝量になるので、今からでも乳幼児、児童生徒をエリア外に集団疎開させるべきです。小児科の先生たちどう考えてるのでしょうか。
 まさか20年後に子供たちの予後をめぐって研究したいので放置してるなどとは考えたくありません。

同感です。

福島市では、お子さんの親御さんの多くが、学校へ車で送り迎えしていることも聞いていますし、現地では、こちらでは想像できぬほどに心配されていることと思います。少なくとも、詳細な汚染地図、子供たちの内部被曝の計測をすぐにも行うべきでしょうね。

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