FC2ブログ

アルカント弦楽四重奏団 

昨夜、DVDに落としてあった、上記弦楽四重奏団の演奏を観た。モーツァルトの不協和音、それにラベルの弦楽四重奏曲ヘ長調という曲目。

モーツァルトの不協和音は、全体が暗い印象の曲だ。ハ長調だったかしらん。この調性にしては、暗さが勝っている。ハ長調が本来持つ輝かしい晴れやかさというよりも、何か侘しさを感じる。ケッヘル番号500番台の一連の室内楽が持つ天国的な晴れやかさとは別種の音楽。モーツァルトにしては、低弦が活躍するからか。KV421のニ短調の弦楽四重奏曲と同様に、まさに暮れようとしている夕日を見るような気持ちになった。

ラベルは、旋律・和声・リズムどれをとっても、大きな到達点を示す傑作。柔軟で色彩感の豊かな音楽。ラベルは、室内楽は寡作だったが、同時代の作曲家が、これを聴いたら、これを超える音楽はなかなか作れないと感じたのではないか・・・全くの推測だが、きっと無調性の音楽に突き進むように、後の作曲家を後押ししたのではないか、と思えるほどの独創的な音楽だ。

この弦楽四重奏団、まだ結成して5年目の団体らしいが、30代後半と思われるメンバーからなる。当然のことながら、力量があり、アンサンブルも優れている。モーツァルトとラベルで、Vn奏者の1st、2ndが入れ替わって演奏していた。

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/223-847142d8