FC2ブログ

利益相反はないのか? 

東電福島第一原発で作業されていた方が、急性白血病にかかり亡くなられた。

東電の発表によれば、亡くなられた方は

○8月上旬に1週間、放射線管理等の業務についた。被曝線量は0.5mSv。

○体調を崩し、死去。

○8月16日に関連企業から東電に報告。

という経過だったようだ。

経過がこの通りだったとすると、8月に入る前にも、白血病ないしその前段階にあったと考えるのが妥当だ。とすると、この方の急性白血病発症と、8月に入っての放射線業務との関連はまず考えられない。白血病の自然経過からして、考えられないのだ。

しかし、8月上旬の業務以前の被曝に関して、情報がない。放射線業務についていなかったのだろうか。40歳代の関連企業職員であれば、これ以前にも、原発での作業に従事していた可能性がある。その点を明らかにするべきだ。

もう一点。東電に情報が集められ、東電の判断でそれを公表するかどうか決めていることが問題だ。東電は、この事故の当事者であり、賠償をする責任を負っている。その賠償問題に直接結びつく、このケースのような問題を東電が扱い、判断するのは、利益相反になるのではないだろうか。

事故直後、東電は、作業員の放射線被曝管理を十分行っていなかったことが分かっている。そうした企業が、作業員の健康管理の評価を自ら行うのはおかしい。

亡くなられた方の病因を確定するのは、少しまってもらいたいと思う。原発事故の復旧に尽くされた、この方の冥福をお祈りしたい。


以下、引用~~~

急性白血病で作業員死亡 福島第1原発に従事 「作業との因果関係なし」
11/08/30
記事:共同通信社
提供:共同通信社


 東京電力は30日、福島第1原発の復旧作業に当たっていた40代の男性作業員が急性白血病で死亡したと発表した。この作業員の被ばく線量は0・5ミリシーベルトで、東電は「医師の診断によると作業と死亡の因果関係はない」と説明している。

 東電によると、男性は8月上旬から1週間、放射線管理などの業務に従事。体調不良を訴え診察を受けたが、その後死亡した。内部被ばくはゼロだった。就労前の健康診断では問題がなかったという。16日に元請け企業から東電に連絡があった。

 東電によると、急性白血病に関する厚生労働省の労災認定基準は年間5ミリシーベルト以上の被ばく、1年間の潜伏期間などがある。この男性の福島第1原発での作業は、基準に達しないという。

 同原発の作業に従事する以前の職歴については分かっていないが、東電は「これ以上調査する予定はない」としている。

コメント

「調査する予定はない」というのは脱線車両を埋めた中国鉄道当局にそっくりですね(笑)

そうですね・・・作業員の健康管理は、東電が行うにしても、その評価は別な公的組織が行うべきでしょうね。

  • [2011/09/02 09:35]
  • URL |
  • ja1nut @ office
  • [ 編集 ]
  • TOP ▲

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/2263-62b32fa6