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除染に対する疑問 

福島県の放射能汚染がひどい地域では、除染作業が進められている。放射能被曝が住民、ことに年幼児・妊婦に与える長期的な悪影響を考えると、生きてゆく場所を確保するために必須の作業なのだろう。除染活動にボランティアとして関わり、作業をなさっている方々には敬意を表したい。国や地方自治体も除染活動を行い始めている。その費用総額は、1兆数千億円の規模になるらしい。

しかし、現在行われている除染に疑問符を突きつける報告がなされている。こちら。現在の除染作業では、除染効果が十分得られていないということと、本格的な除染を行うためには、コンクリート・ブロックの撤去等町そのものを大々的に改造するほどの大規模な作業を行わなければならない、という内容だ。もしこのレベルの除染を行うとなると、予算規模はきっと数倍以上に膨らむはずだ。町のインフラを新たに作り直すことが必要ということに等しいのだ。

もう一つ、疑問に思うのは、除染によって生じた汚染物質の処理だ。基本的に汚染地区で維持保管することになっているらしい。数十年ないし100年のオーダーの期間、二次汚染をきたすことなく、維持保管することができるのだろうか。

除染をなさっている方々にただ異論・非難を唱えようという意図ではない。除染の困難さを我々もともに受け止めなければならない。原発事故で生じた災害は、原発の電力を用いてきた我々全体で受け止めるべきだ。原発がこのような住空間否我々の存在そのものを脅かす、極めて不完全な技術による、危険極まりない施設であることを改めてこころに刻みつける必要がある。


コメント

除染可能な場所と無理なところがあると思われます。おそらくチェルノブイリで経験済みだろうと思うんですが、この国の政府は学んではいないようです。

コンクリートや屋根も、高圧洗浄で除染できるのかと思いきや、どうも上手く行かないようですね。

除染についても、技術的なブレークスルーがおきることを期待したいですが、範囲と量が何しろ大きいですからね・・・。福島在住の方々の思いを考えると、暗い気分にならざるを得ません。

少なくとも、原発事故はもう起しては決してならない、とすれば、原発はすべて廃炉にすべきということでしょうね。

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