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単語を「塊」として受信するということ 

CWの暗記受信が、アマチュア無線の通信手段としてのCWを考えた時に重要だということが広く認められてきたことは良いことだ。

でも、暗記受信について最近気になることがある。文字とコードの対応を記憶して、実際の交信に臨むようになるためには、単語を「塊」として受信することが必要だという主張だ。例えば、「THE」を「一塊」として受信するというのである。

では、ANAPHYLAXISとか、COSMOPOLITANとか、長い単語になったらどうか、また当然星の数ほどもある単語の各々を「塊」として受信するのか。当たり前のことだが、それはあり得ない。

コードから文字へ対応させることが、CW受信の最初のプロセスで、受信が上達することは、このプロセスが、意識せずに行えるようになることに他ならない。意識せずに行えるようになるから、あたかも単語一つ一つを一塊として受信するかのような気になるのだ。短い単語も例外ではない。

単語を「塊」として受信する、即ち、長点と短点の長大・複雑な組み合わせを覚えるということを、初心者の方に勧めるのは、初心者を惑わすことに他ならない。

コメント

暗記受信

お早うございます。 暗記受信の事、なるほどと思いました。 私の場合、今まさに段々と暗記受信が出来る様になってきている所なのですが、確かに塊で覚えろと言っても星の数ほどある単語を全て覚える事は不可能ですね。 ところでShin OMの場合、ご存じない初めての単語を受信された時、その単語のスペルが明確に記憶されるのでしょうか? この点が以前からの大きな疑問なのです。 私の場合は自分自身のレベルがまだ低い事もあるかも知れませんが、どうしても記憶する事が出来ないのです。 もっとも相手のコールサインも記憶できないので、別の話なのかも知れませんが。 ご教示頂ければ幸いです。 ではでは。

Mukaiさん

コメントをありがとうございます。

大体はスペルを記憶し、交信中に辞書を引いて調べることが多いです*。

その他には、議論の文脈上本質的なことでないと判断すると、ログに記入しておき、後で調べる。

または、その単語は何を意味しているのかと相手に尋ねる。

または、相手の言わんとするところを推測して敷衍して、こういうことを言いたいのかと尋ねる・・・場合によっては、別な言い方で同じ内容を繰り返してくれる。

または、重要性が認められなければ、無視する 笑。

といった可能性があります。相手も、英語の先生でもなければ、論理が一貫しているわけでもありませんから、普通の会話のように内容が取れればよいというスタンスで進めるのが良いのではないでしょうか。

やはり英語がある程度理解できて、分からない単語の前まではかなり理解できていることが前提ですね。でないと、最初に記した*は実行できません。

人の意識のスペースは限られています。単語の羅列ではなく、意味を理解することで、その意識のスペースを有効活用することが大切なのだろうと思います。分からない単語だと、二つ三つ並んだら、意識のスペースは一杯になってしまうことでしょう。意味をとれば、意識のなかに占めるスペースは小さくて済む、ないし過去の記憶事象と関連付けて記憶することができます。

偉そうに書きましたが、まぁ、私も、壁にぶつかりながらも、楽しく勉強を続けている段階です。これからは、英語の知識については、坂を転げ落ちるようなものですが、それでも勉強を続けたいですね。英文のブログを始めたのも、そうした気持ちからです。

参考になりましたでしょうか。

暗記受信

Shin OM、ご返答ありがとうございます。 やはり知らない単語が送られてきても、そのスペルを記憶する事が出来ておられるのですね。 私の場合はまだそれが全然出来ません。 比較的遅い速度で送られてもやはりスペルを暗記する事は出来ず、電文の中でその部分だけが空白になる、と言うか???に置き換えられてしまう感じです。 今後練習を続けて行く事でスペルを暗記出来る様になれると嬉しいのですがどうなりますやら。 ではでは。

Mukaiさん

貴ブログでも取り上げてくださり、ありがとうございます。

そちらでコメントを差し上げようかと思いましたが、よく疑問に思われることかもしれませんので、こちらで引き続き。

受信のプロセスは

1)コードから文字へ

2)文字から単語へ

3)単語から文章へ

4)文章の意味を理解

からなっています。

1)のプロセスが、既に申し上げたとおり、狭い意味での受信プロセスで、最初はここで手間がかかります・・・手間がかかるということは意識をするということです。

で、コードと文字の対応に脳が慣れてくると(記憶の種類が変わると)、その対応をほとんど無意識で行なうようになります(これは既に申し上げました)。

2から4のプロセスは、英語の読解そのものです。ただし、このプロセスは、相互にフィードバックがかかります。即ち、単語・文章の意味を取りながら、次に来る文字・単語・文章を予測し続けます。その予測が外れると、新たに別な予測をする。この予測のフィードバックでは、1のプロセスも関係します。

このフィードバックがしっかり出来、かつ各々の単語・文章の理解が出来ると、現に受信している文字・単語に集中することができるようになります。そうすると、受信しつつ辞書を引く作業が比較的容易に行なえるようになります。

コードと文字の対応がきちんとできるようになると、後は、メッセージの意味を如何に早く確実にとるか、ということが重要になるのです。そして、上記のフィードバックは暗記受信でしか可能でありません。

大分くどくどと書きましたが、私が受信でイメージするところを説明させて頂きました。ご参考になれば幸いです。

それに、追加になりますが、単語を塊としてイメージするのは、送信の場合に時として起こります。簡単で頻繁に用いる単語の場合のみですが・・・。

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