FC2ブログ

頌春 

家族は、家内の実家に里帰り、猫一匹と残った自宅で一足早い雑煮を食べ、無線をし、N響の第九を聞いてから休んだ。新年元旦といえども、特に普段と変わったことはなし。朝から無線で北米の友人たちと挨拶を交わす。救急の患者を二名だけ診て、仕事場で撮り貯めた映画を観たり、チェロを弾いたり。コンビニで患者の親と遭遇、仕事が忙しいのだろうと労わられるが、そうでもないとも言えず。そろそろ自宅に戻ろう。

新年の想いと取り立てて書くほどのこともないが、それでも、この一年は大きな変化の年になりそうだ。

まず、医院の継承、退職。準備を怠りなく進めて、スムースにことを運ぶことだ。県の医師会報によると、小児科医開業医の大半は、60歳以上であるとのこと。80歳以上が5%程度いるというので驚きだ。ただし、県庁所在地では、この3年間新規開業がないそうだ。小児科は、小児数の減少、さらに診療報酬上厳しさが増すことから、かなり厳しくなることだろう。逃げ出すようで気が引けるし、患者たちと関わりがなくなる(少なくなる)ことも寂しいことだが、手を引く良いタイミングだろう。後を継いでくださる先生にご迷惑のかからぬように、そして彼の仕事が軌道に乗るようにお手伝いしよう。アカデミズムの外でしか分からないプライマリーケアの問題がある。以前から思っていたことだが、小児科医は、気道感染とアレルギーの起きる重要な部位「鼻腔」を観察することをあまりしないような気がする。差し出がましくない範囲で、そうしたこともお伝えしたいものだ。

内外の政治経済情勢についても引き続き注目する必要がある。民主党政権には、多少なりとも期待を持っていたのだが、やはり現在の民主党ではダメそうだ。一番期待していた、官僚主導の政治からの脱却が、腰砕けになったばかりか、官僚主導に積極的に乗っている。官僚が、報道も利用して、世論誘導をし、自らの権益確保に動くことに全くチェックが入らない。世界的には、ヨーロッパと米国の経済が収縮し、信用不安が渦巻いているようだ。ギリシャの特異な問題もあるようだが、基本的には、市場原理主義の破綻の長いプロセスの一環なのではないだろうか。世界大恐慌が繰り返されることはないのかもしれないが、この信用収縮のプロセスから抜け出すこと、同じようなバブルと破綻を繰り返さないシステムを作ることが一体可能なのだろうか。紙一重で奈落の底に落ちるような状況を我々は歩んでいるのではないだろうか。

チェロ・・・愛すべき我がチェロ、でももう伸びることはないかな・・・。毎日、少しずつ練習を続けよう。室内楽やオケは、少し荷が重たくなり始めている。

無線には少し入り浸りすぎ。あの時間とエネルギーの何分の一かを別なことに割こう。でも、7月には、シアトルの美しい夏の気候のもと、旧友たちに会う。無線で友人たちと人生の時間を共有すること。これはやはり大切なこと、自分の人生を豊かにしてくれることだ。Gary W5ZLは、引き続き、進行性大腸がんと格闘し、つい最近、Gary W0CGRは、同じ大腸がんの遠隔転移が明らかになり、化学療法に入ると知らせてきた。時間は、確実に有限だ。生命の連綿と続く流れのなかで、自分の人生などほんの一瞬の出来事に過ぎない。その時間の一瞬一瞬を愛おしむように生きてゆきたいものだ。それを自覚すること、だ。

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/2443-1f011e58