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すさまじい米国医療の世界 

Bob W6CYXと、しばらく医療制度についてやり取りをした。彼にはブラジル出身の義理の妹さんがいるのだが、彼女がある悪性腫瘍にり患し、手術しなければならないことになったそうだ。彼の一家は、医療保険に入っていない、とのことだ。結構裕福そうなので、驚かされたが、後で保険料の一件を聞いてなるほどと納得した。

で、病院側は、手術の費用を23000$(ドル100円として230万円)と見積もり請求してきたらしい。そこで、Bobは、現金ですぐにしはらうとしたら、いくらになるのかと病院に質した。すると、4700$(同じレートで47万円)との返事があったそうだ。このコストであれば、それほど高いとは思えないが、最初に提示された額は、かなり高く、病院側が「吹っかけて」いたのかもしれない。でも、病院としても、保険による医療では、収益が上がらず、このように保険外診療分で「吹っかける」必要が出てくるのかもしれない。病院と値引き交渉といえば聞こえも良いが、すさまじい世界である。

この義妹の方が相応の保険に入るとなると、年17000$(同じレートで170万円)の掛け金が必要になるらしい。また、そうした保険に入っても、給付されるのは、医師・患者双方に50%程度にしかならないとのことだ。保険会社には、交渉担当者がたくさんおり、給付を削られるらしい。ばかばかしくて、医療保険には入らないとのこと。

米国の医療は、このようなものであると聞いていたが、すさまじい世界である。深刻な病気になったら、それで自己破産になってしまう人々がたくさんいるというのも大いに頷ける。

で、日本でも、混合診療になり、保険資本が病院経営に首を突っ込むようになると、このような世界が出現することになるわけだ。国民には、その情報が与えられていない。市場原理による「効率化」、医療の資本主義化とは、こうした世界を出現させることを意味する。

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