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負け戦 

その昔、高専時代に、ドイツ語を2年間ほど勉強した。大学受験でしばらく、ドイツ語からご無沙汰し、大学に入って、いざ第二外国語として勉強しなおそうとしたら、本当に基礎的な単語や文法まできれいに忘れていたことがあった。大卒の同級生に、それでドイツ語をやったことがあるのかとバカにされた記憶がある・・・彼は文学部哲学科の出身だから、出来て当然だったのだと当時は負け惜しみを言っていたが、それでも外国語を使わないと、容易に忘れることを身に沁みて知ったのだった。

現在の私にとっての切実な問題は、記憶力・記銘力がざるのようになり、残った唯一何とか使える英語の知識がぼろぼろと零れ落ちるようになくなっていることだ。元々読み書き主体で勉強してきたので、それをあまりしなくなったためであることは明らか。

しばらく前から英字新聞をとり、政治経済関係の記事に目を通すようにしようと思っていたのだが、いつの間にか、新聞は積読状態。で、現在負け戦の真っ只中にあって、何とか闘う手段になっている(なりそう)なもの三つ。

一つは、無線。CWでは、読む・書くという作業が必要になり、楽しみながら、勉強をしている・・・はずなのだが、どうもまんねり気味だ。最近、交信中に記憶に残った表現や単語を、ログの上部に書き出し、できるだけ辞書を引くことにしている。時には、赤字のボールペンででかでかと書いておく。何しろ、会話の中で出てきた表現は、自分の感情に訴えるものがあり、乏しくなった記憶力の網になんとか引っかかることが・・・時々ある。あと、できるだけ守備範囲以外の話題にも食いつくことだ。あちらのハムには様々な経歴、経験を持つ方が多い。面白い話を聞くことができる・・・ことも時にはある。また、音楽の趣味が一致するのも嬉しい。これらも記憶力の賦活には有効なのかもしれない。

二つ目には、英英辞典をできるだけ引くこと。英単語と、日本語の単語が一対一対応していることはむしろ稀であり、単語の微妙なニュアンスを理解し、その単語の本質的なものを把握するには英英辞典が、英和に比べれば優れているのは目に見えている。仕事場にはPED、自宅にはロングマンを置いてある。でも、まだ使いこんでいるとはとてもいえない。これから使い込む積りだ。上記のログに記した単語は、例外なく、英英辞典に当るようにしている。

三つ目は、泥縄式の英文ブログをつけ続けること。これもまだ始めて半年程度であり、闘う手段になったとはとても言えない。政治経済を格調高く議論しようと思っていたが、結局無線と音楽ネタばかりになってしまっている・・・これもまだまだどうなるか分からぬ・・・。でも、時々無線で会った友人に「読んでいるよ。」と言われると、悪い気はしない。読む価値のあるネタを見つけること、自分なりの考えを持つこと、そして英語表現に少しは神経を使うこと、これが課題だ。

真面目に言って、こうした語学や専門の知識が抜け落ちてゆくことに、ある種の恐怖にも似たものを、私は感じる。もともと大した知識も、学識もあるわけではないのだが、日本語でさえ、固有名詞を主体に思い出すことができないことがしばしばある。自分の海馬にしっかりしろとエールを送るが、返事はない。同じ世代の方々はどうなのだろうか・・・。私の場合、負け戦であるのは承知の上で、せいぜい楽しみながら闘い続けてみようと思っている。実行して効果があらたかだったことを記せれば良いのだが、あくまで負け戦の始まりの戦況報告にしか過ぎないのが辛いところだ。

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