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『医療を営利産業化していいのか』 

日本医師会から諮問を受けた医療政策会議が、上記のタイトルの報告書を答申し公表した。こちら

特に、山口・二木教授の論文を是非お読みになることをお勧めしたい。

社会公共財として医療を考える姿勢が必要であることを改めて教えてくれる。

小泉政権時代の様々な審議会やら会議で幅を利かせていた経済学者達の言説が、社会公共財としての医療資源を貶めるものだった、即ち、一部の財界と高額所得者達だけに利する制度に作り替えることに熱心だったことを改めて知る。

現在の政府・官僚・それにマスコミ(経済界は当然のこととして)が、市場原理主義的な思想に冒されていることを改めて思った。規制撤廃・自由化が、経済社会活動を改善するというスローガンは、間違っている。1970、80年代から世界を覆った市場原理主義的な思想は、わが国においては、小泉「構造改革」でもっとも政策に反映されることになったが、今もマスコミの報道の多くは、そのフィルターがかかっており、政治家・官僚も強く影響を受けている。医療を、成長産業に、という発想が、その表れだ。

国民が、この問題を知り、自ら判断すべきなのだが、権上教授が引用した「合理的無知」によって、選挙に際しては、テレビで名前を知っている、威勢の良い候補者に投票することになってしまうのだろう。マスコミを通した世論誘導が如何に功を奏しているか、だ。

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