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東電福島第一原発事故に伴う推定被曝量 

放医研から、小児が福島で原発事故により甲状腺に被ばくした年間線量の推測データが公表された。最大で48mSvとのこと。これは、甲状腺のヨード予防内服の必要な50mSvを下回っている。以前、WHOから出された推測データ(Preliminary dose estimation from the nuclear accident after the 2011 Great East Japan
Earthquake and Tsunami・・・こちらは推測に幅を大分持たせたものだったが)ともほぼ一致する。後者は、原発周囲20Kmの範囲の住民はすぐに避難したであろうからと推測評価の対象にしていない。後者では、最大の推定値としては、浪江では100から200mSvの被曝があったことが推定されている。

ICRPに批判的なECRR(「放射線被ばくによる健康影響とリスク評価2010年勧告」)によると、小児甲状腺がんは、被曝後3年程度から増え、10年目前後でピークとなり、15年目ほどで被曝前のレベルに戻ったとされている。福島での被曝推測データは、さほど心配しなくても良いというものだが、あくまで推測であることと、検討対象を選ぶのが恣意的になっていないのか、という疑問はある。あと2年程すると、こうした推測評価データが正しいかどうか判明する。

WHOの推測評価では、福島では、長期被曝の問題では、チェルノブイリに比べて、セシウムの同位体の内、半減期の短いものが相対的に多く、今後の被曝は、チェルノブイリに比べて少なくなるであろうと述べられている。でも、最初の1年間での被曝が、全体の30%、その後15年間での被曝が70%とも推測されており、この短期間の推測だけで安心するわけにはいかない。

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