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北米西海岸への旅 (1) 

昨年、秋だったろうか、良く無線でお目にかかる三人組、W7QC、AC2K、W7GKFのいずれか、または三名相前後して、この7月から8月にかけて、シアトルでFOCのミーティング「NW FOC EVENT」を開くから参加しないかと話があった。私が来れば、FOCメンバーの呼び水になる、と喜んでいいのやら、ダシにされたのやら、という正直な説明もあった。私は、この春にリタイアを決めていたので、行ってみようかという気持ちに傾いた。FOCは、ご存じのとおり、英国に本部を置く、CW愛好家のクラブで、全世界で約500人という限られた人数しか入れぬ、「英国風」のクラブだ。他のクラブとは異なり、長く加入しているメンバーが多く、またコンテスト・DX「だけ」ということはなく、ラグチューを楽しむ方が多いのも特徴のクラブだ。私も1980年代後半に入会させていただき、多くの知り合い・友人が同クラブにいる。

行くことにした理由は、いくつかあるが、私の知り合い達がそれなりの年代に差し掛かってきていることが大きな理由だった。私も、彼らも何時健康問題を抱えるか分からぬ世代になりつつある。これまで何度も直接お目にかかった方もいれば、無線で半世紀近く交信を続けてきたのにお目にかかったことがない方もいる(先のポストに記した通りである)。FOCメンバー外の方もいる。彼らに直接お目にかかるとしたら、今の機会しかなのではないか、という思いがあったのだ。今になって思うと、少し力んでいたかなと思うが、これが一番の理由だった。

さらに、リタイア(というかセミリタイア)して、自由に動けるようになったことを確認する、自分で実感したいという思いもあった。パートの仕事を、元の職場での仕事を、一つ辞めて、もう一つの職場だけにしぼった。いよいよ、生活が大きく変わるという思いを現実のものとする、ということだ。

と書き始めたが、起承転結までたどり着くかどうか・・・。

まずはNW EVENTへの参加表明を出した。リタイアしてから、おもむろに、ホテル・飛行機の切符の手配を始めた。20数年ぶりの海外旅行である。情報を現地の友人からもらい、ネットで済ませた・・・といっても、別なところで書いたが、カードが途中から認識されなくなって慌てた。ビジネスクラスを取ったために、その費用がかさみ、カードの決済上限額を超えたためと後で判明したが、大分慌てさせられた。往復の飛行機は、ユナイテッドエアライン、シアトル・サンノゼ・ロスアンジェルスでの滞在は、別に記したホテルに決めた。ESTAを獲得したのは、出発の数日前だった。

7月27日、出発。近くの町から成田への高速バスがあり、それを利用することにした。荷物の移動等の手間が省ける。時間に余裕を持たせて、バス乗り場に向かった。北関東自動車道・常磐道等を使って成田へ。チェックインを済ませても1時間以上搭乗まで時間があり、興味津々だった、ビジネスクラス用のラウンジへ。少し広めの喫茶店といった趣。軽食や飲み物がサービスされる。16時過ぎの出発便だったが、ちょっと古い機体だったらしく、ビジネスといえども、足を十分伸ばせなかった。少し膝を痛めた。また、音楽等を聴取するヘッドフォーンもジャックのところで接触不良を起こしており、また音量調整もあまり効かず。これ等の点は、帰路のボーイング777では大違いで、大変快適であった。シアトルという言っては悪いが、田舎町への直行便なので、旧い機体ということだったのだろうか。今後、旅行する際には、機体をチェックする必要がある。

シアトルに着くと、申し出てくださっていた通り、Bill W7GKFと奥様のAnnが迎えに来てくださっていた。私のコールのサフィックスを大きく記した紙を持っていたので、苦笑。前日までは良い天気だったのだそうだが、当日は曇り。とても涼しく乾燥している。長袖が必要だ。BellevueのHilton Innまで20分前後だったろうか。お二人とはもちろん初めてお目にかかったが、何度も無線でお話ししていたので、初対面のような感じがなかった。Billは、大学でNMRの研究をしていたが、教授職を辞して、Varianという会社に移り、同じテーマの基礎研究を続けたとのことだった。いつ退職なさったのか、聞き忘れたが、もう10年前後は経っているだろう。奥様とは再婚らしかった。奥様は40歳の頃から、プロの絵描きとして活動なさっている由。このブログで、ウェブに公開された彼女の作品を紹介したことがある。

Hilton Innは、Bellevueのダウンタウンにほど近い、美しく整えられた街角の一画にある。10階建ての建物。受付・ラウンジのあるスペースは、天井が傾斜して高い吹き抜けになっている。私のチェックイン時刻にまだ達していなかったので、hospitality suite(以下メイン会場と略す)に連れて行かれた。10階のメイン会場は、20畳程度の部屋が二部屋続いており、一方は飲み物を飲みながら談笑するために、もう一方は、無線(笑)のために準備されていた。巨大なチップスの袋や、馬鹿でかいアルコール類のボトル、冷蔵庫一杯の飲み物等がずらっと並べられていた。無線用の部屋は、元来、ベッドルームであり、たまたま昨夜オバマ大統領が泊まったそうだ。彼が去るまで、準備ができず、やきもきしたことだろう。オバマが居なくなって良かったと、皮肉交じりにBillが言っていた。

当日、Steve W7QC宅でランチがあり、その後も何かの観光ツアーが組まれていた様子だったが、飛行機の中で十分眠れなかったこともあり、両方ともにキャンセルさせて頂き、その後準備された自室で午後の間休ませてもらった。Steve宅で自家製のビールを味わう機会を失ったことに後で気づいた。

あれれ、こんなペースで書いていたら、何時終わりになるやら・・・でも、また続く。

Hilton InnからBellevueのダウンタウンを望む。Microsoftの本社も確かここにあると説明されたような気がする。手前は、Hiltonの駐車場。街路樹が美しく並び、その間を芝が覆う。

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この集まりの発起人・幹事一同。左から、W7GKF、Bill、奥様のAnn、AC2K、Alan、それにSteve、W7QC。AlanとSteveは離婚経験者で独身。彼らからどうやったら結婚生活を続けられるのか教えてくれと言われると、Billが、笑いながら語っていた。Billは、人当たりが良く、公的な夕食会では司会をなさっていた。Alanは一番の若手。エネルギッシュで、てきぱきと物事を進めていた。Steveは物静か。プログラミングをMSで長い間していたようだ。

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