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勤務医の労働 

勤務医の労働実態のアンケート調査。回答率が31%と低く、問題意識の高い医師が多く回答している可能性もあるが、私から見ても、この調査結果は実態をほぼ反映しているように思える。

この結果をみて言いたいこと・・・

日本医療機能評価機構」が、毎年「ヒヤリハット」事例の集計分析をしているが、この勤務実態に照らし合わせた解析・提言をしたことを聞いたことがない。この機構は一体何をやっているのだろうか。「労働政策研究・研修機構」は、是非上記機構にその解析が意味のないことを直言してもらいたい。

財務省や厚生労働省は、この勤務医の勤務実態を盾にとって、開業医も「楽をしていないで」勤務医と同じように働けと言わんばかりの政策を打ち出している。在宅医療診療所等、その最たるものだろう。24時間365日開業医に働くことを強要する制度を、何のためらいもなく打ちだしてくる。開業医は、彼らなりに様々な雑用に追われ、診療以外の時間も拘束されている。それを観ずに、開業医が楽をしている、勤務医を見ろというのは誤りである。そして、開業医の労働条件を勤務医と同じにするのは愚かなことだ。

で、最終的に、このような労働条件で働く医師に自分の生命を預けられるかを、是非患者になりうる国民の方々に問いただしたい。




以下、二つのソースを引用~~~



勤務医の4割、過労死ライン ヒヤリ・ハット経験8割
2012年9月24日(月)19:16

 病院で働く医師の4割が過労死ラインとされる月80時間以上残業しているとの調査結果を、独立行政法人「労働政策研究・研修機構」がまとめた。疲労感を感じる医師の8割以上は事故につながりかねない「ヒヤリ・ハット」を経験しているという。

 調査は昨年12月、インターネットを通じて全国の勤務医1万1145人を対象に行った。有効回答は3467人。

 調査によると、主な勤務先以外での労働を含めた1週間の労働時間は、平均53.2時間。60時間以上が全体の40%を占め、80時間以上も10%いた。週60時間の勤務は、労働基準法の法定労働時間(週40時間)を上回り、時間外労働は過労死ラインとされる月80時間になる計算だ。




宿直明けも通常労働86% 病院勤務医の実態調査
12/09/24
記事:共同通信社
提供:共同通信社


 宿直明けの日も通常通り働く勤務医が86・2%に達していることが、厚生労働省所管の独立行政法人「労働政策研究・研修機構」が実施した勤務医アンケートで23日分かった。年次有給休暇(年休)の取得が年3日以内の人が47・2%に上ることも判明。過酷な労働実態が浮き彫りとなった。

 調査は昨年12月、ベッド数20床以上の病院に勤める全国の医師1万1145人を対象に実施し、有効回答率は31・0%。

 調査では、勤務医の67・4%が宿直をしていると回答。回答者全体のうち、宿直が月に5~6回(7・9%)、7~9回(2・2%)、10回以上(0・7%)と、週1回を上回るペースの人も

 宿直時の平均睡眠時間は「4時間以上」が52・7%で最多だったものの、半数弱は4時間足らず。3~4時間未満(27・7%)、2~3時間未満(10・4%)、2時間未満(5・8%)のほか「ほとんど眠れない」との回答も3・5%あった

 宿直明けの勤務は、86・2%が「通常通り勤務する」としたほか「午前中勤務し、午後から休み」が9・8%で、ほとんどの人が明けの日も働いていた。

 1年間に取得した年休数は1~3日が24・9%。1日も取得していない人も22・3%いて、計47・2%が3日以内にとどまった。

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