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VK3IM 

Tim VK3IMは、旧きよき時代を体現した数少ないCWオペの一人だ。数週間前に会ったときには、酒と睡眠薬で酩酊していた様子で心配したのだが、昨夜会ったときには、以前のシャープなオペレーションに戻っていた。

彼のことは、既に何度か、ここを含めていろいろなところで記しているので重複することがあるかもしれない。予めお詫びしておく・・・というか、自分の日記のような積りで書いているので、ご了解いただきたい。

彼は、メルボルンに住んでいたのだが、最近、元々の自宅のあるメルボルン近郊のマウントエライザに引っ越してきたらしい。1980年代に彼とよく交信したのは、そのマウントエライザからだった。あちらは、現在真夏、日中の気温が39℃ほどに上がることもあり、またバンド中S8から9のノイズだらけでとても無線をする環境ではない、そういったことで、マウントエライザに永住するために引っ越す決心をしたらしい。

Timは、マウントエライザでは、60m長のセンターフェッドワイアーを、梯子フィーダーで給電している。メルボルンのアパートの建物の間に張ったワイアーよりは、よほど恵まれたアンテナだ。このダイポール、昔は、両端が15m高であったが、現在片方が7m高しかなく、傾斜しているらしい。それでも、とても強力だ。木のポールを上げて、低いほうを何とか上げたいものだということだ。このダイポール、1980年代から使っているものであることを、私は記憶していた。その梯子フィーダーは、オペ本人と同じくらい年季が入っているね、と言うと、受けていた。

彼とは、同時代を同じように過ごしてきたことを、話の端々から感じる。1960年代、シンガポールから活発にCWで運用していた、Harry 9V1MTのことを、彼も良く覚えていた。ビギナーの私に優しくしてくれたHarry。彼がRoyal Armyの仕事を当地でしていたということで、Timと一致した。Timも同じ頃に彼とよく交信したらしい。イギリスに戻りG3ATHとなったHarryと、Gの友人の仲介で、一度スケジュールを私は組んでみたが、信号の存在が分かる程度の交信に終わってしまった。Harryの英国でのアンテナは大きいものが張れなかったようだ、1990年代半ばにSKになったようだと、Timが教えてくれた。

Roy VK2DOも、我々共通の友人だった。Timは、年末になると、しばしばキャンベラに車で出かけて、あちらに滞在するのを常にしていた。シドニーとキャンベラの中間、キャンベラ寄りのところに住む、Roy夫妻のお宅に、道中時々お邪魔したらしい。大柄なRoyと、小柄な奥様のMimiとが、並んでTimを出迎えてくれたらしい。お二人とも、ユーモアのセンスを持っておられたとのことだ。Royは、キーボードを使っていたが、すばらしいCWオペレーターだったと、Timは回想していた。私も、同感だ。彼も、1990年前後にSKとなられたようだ。

それに、Prose W4BW・・・何と言う懐かしいコールだろう。7メガで夕方悠揚相迫らざるすばらしいCWで、JAやVKとゆっくり交信していたProse。コリンズで長年技術者をしていて、75A4の設計に携わったというProse。Timの記憶にも強く残っているハムのお一人のようだった。我々二人にとって、等しく、Unforgettable Brasspoundersの一人だ。

Timは、神経系の珍しい慢性疾患にかかっており、田舎での生活はどうしたものかと思ったが、長距離歩くことはできるようで、歩いて10分の距離に、買い物をする店があるし、7Kmの距離の最寄り駅から1時間の鉄道旅行で都市に出られるし、不便はないとのことだった。入院は、民間の健康保険、外来診療は、公的な保険がカバーしてくれるらしい。後者は、ある一定の割合だけのカバーのようだが。無線で健康状態を判断するのは難しいのだが、聞いた限りでは、以前に比べて、少なくとも悪くなっているようには思えなかった。

Timとの共通の友人 荒氏 VK1ARAは、元気にしているかと、彼に尋ねられた。数年前に東京で会ったこと、仕事を変えて忙しくしているらしい、無線にはあまり出てこないことをお教えした。荒氏から、Timがマツダの旧いステーションワゴンの荷台に、冷蔵庫とマットレスを積み込んで、旅行中に野宿するらしいと聞いたので、それを言うと、確かにそんなこともあった、少し物騒だったけれどね、とのことだった。

1980年代、彼がメルボルンからマウントエライザに車で帰る途中、モービルから出ていた彼と交信をし始めることが度々あった。彼がマウントエライザに着いて、無線機FT101Bをシャックに持ち込み、Vermouthをグラスに注ぐ。そこからまた話が続くという交信を良くやったものだった。昨夜の交信は、それを、思い出させてくれた。もっとも、最近は、Vermouthではなく白ワインにしているらしい・・・。彼の健康を祈ってファイナルとした。

コメント

>>彼がマウントエライザに着いて、無線機FT101Bをシャックに持ち込み、Vermouthをグラスに注ぐ。そこからまた話が続くという交信を良くやったものだった。

しかし…
これは僕たちが昔よくやったV/UHFでのローカルとのラグチューみたいじゃないですか! それをCWでやられていたのですね…。 しかも飛行機で8時間以上かかる所にいる友人と。 改めてその壮大さに感服いたします。

ありがとうございます。彼も、私もラグチュー好きだから、このようなことをやっていたのでしょうね。

昨夜、彼がワインをグラスに注いで持ってきたと言ったところで、私は少し疲れてお終いにしました。若かったら、私もビールで迎え撃ったのでしょうが、ね。

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