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鷹栖光昭氏逝去 

東京交響楽団のチェロ奏者でいらした鷹栖光昭氏が、今年2月25日に急逝なさっていたことを、ネットの情報で今日知った。ある方のブログでそれを知った時、えっと声をあげてしまった。

鷹栖氏とは、12年ほど前、ネットのアマチュアチェロ奏者のサイトで知り合い、その年の末、東響の第九演奏会のあと、仲間と喫茶店で彼を囲んで話しをさせて頂いたことがあった。サントリーホールだった。笑顔を絶やさず、飄々とした方だった。

その後、二度ほど彼の教室の発表会に聴衆として参加し、彼のお弟子さん、それに彼ご自身の演奏を聴かせて頂いた。彼が奏でる、フォーレの「エレジー」、品のある深みのある音色がまだ耳に蘇ってくる。発表会では、ステージマネージャーのような仕事もなさり、皆に細かく気を配っておられる様子だった。彼のサイトに時々お邪魔し、そこで時にコメントをさせて頂くこともあった。3,4年前に、お嬢様が、オーボエ演奏により、日本音楽コンクールで優勝。確か、東響とシュトラウスのオーボエ協奏曲で親子共演が実現したのではなかっただろうか(これは、昨年とあるアマチュアオケでお嬢様がその曲を弾いたことを誤って記憶していたことだった・・・でも、お嬢様のコンクール優勝は、彼にとってやはりとても嬉しいことのようだった・・・)。

彼は、アマチュアチェリストの教育にも熱心で、彼のサイトにもネットで教授しうる技術について記載されていた。彼が、升田俊樹氏と共著で出版された教則本も、アマチュアチェリストの間では良く知られた書籍だった。私は、学生時代に升田俊樹氏から2年間ほど教えて頂いたこともあり、その点からも鷹栖氏には親近感を感じていた。何度か彼にレッスンを受けることを考えたのだが、これまで仕事に追われ、実現できなかった。彼が急逝なさったことで、それは永遠に実現できぬことになってしまった。

彼の人柄について語るほど親しくお付き合いさせて頂いたわけではなかったが、音楽家として、教育者としてこれから最も油がのる時期だったことだったろう。お嬢様が音楽家として大成される姿も見届けたく思っておいでだったことだろう。今年の1月の彼の日記に、咳が止まらないという記載があったが、そのすぐ後に、入院なさり、本当に短い期間で永遠の旅に旅立たれてしまった。53歳、死ぬには、あまりに若い。残念でならない。ご冥福をお祈りしたい。

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