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開業時の記録を見つけて 

仕事場から持ち帰った書類や文献の山を少しずつ取り崩し、整理している。17年前、開業した年、お歳暮をお送りした方の一覧が出てきた。懐かしい名前の数々。中には物故された方もいた。そのお一人が、JH1UUT佐藤禎定氏だった。彼とは、ローカルのクラブで20、30年前にご一緒させて頂いた。専らSSBで運用される方だったので、接点は狭かったが、時折無線でお会いしたり、直接お目にかかったりしていた。それでも、お目にかかるのは、2,3年に一度ほどだったろうか。年賀状だけは毎年交換させて頂いていた。

とても几帳面で、何事にも熱心な方だった。無線では、コンテストに情熱を傾けられ、晩年の数年間は毎年オールアジアコンテストを運用するために、サイパンに移動なさっていたと記憶している。Spence N6SCが来日なさった折に、一緒に彼の滞在先を訪れたりしたものだった。いつも人懐っこい笑顔を絶やさず、だれとも分け隔てなく、付き合っておいでだった。彼と最後にお目にかかったのは、彼が私の仕事場に尋ねてくださった時だった。4,5年前のことだったろうか。彼が肝臓がんを患い、治療法に苦慮なさっていることを伺ったのだった。それからほどなくして、亡くなられたことを知ったのだった。が、葬式に出ず仕舞いだった。

このお歳暮の一覧を見て、佐藤氏からも何か開業の祝いを頂いたのだったということに思い至った。開業の祝いを下さったのは、無線仲間では、彼ともう御一方だけだったような気がする。彼の葬式に参列し、別れを告げなかったことに鈍い痛みを感じた。申し訳ないことをしてしまった。こうして、いろいろと無礼と、不義理を重ねて、自分が生きてきたのだと、改めて思った。人生の最終楽章にさしかかって、こうした思いになることが度々ある。これから、不義理を繰り返すことのないように、自分自身、人生に別れを告げるときに、反省でこころが押しつぶされるようになったりしないようにありたい、と改めて思う。

コメント

感謝!

私も、最近少しオーバーですが「人生の整理」をする事が増えました。

先日も古い写真を整理していて、懐かしく今は連絡を取っていない多くの方を思い出しながら、まさにいろんな「不義理」を反省していました。

いろんな節目で、お世話になった方への直接的な感謝をする機会はもう余りないと思いますが、お一人お一人に感謝しながら整理を進めています。

Re: 感謝!

人生の整理を少しずつ始めるべきなのでしょうね。悲観的になるということではなく、そうした時期になりつつあることを、ことあるごとに感じます。周囲への感謝の気持ちをもって。今日は、義理の両親のお見舞いです。これまで何もして上げられなかったことをお詫びする気持ちで行って参ります。

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