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陽だまりのなかで 

昨日、良い天気になったので、同じ敷地にある、両親がかって住んでいた「離れ」の窓を開け放ち、空気の入れ替えをした。天井の低い昔風の作りの粗末な家屋なので、湿気がこもりがちになる。ダイニングキッチンと、各々のための部屋の窓を開けると、ひんやりとした風がふぅっと通り抜け、部屋がリフレッシュされる。

日当たりの良い廊下に、年老いた親がふっと現れるような幻想に襲われた。半纏を羽織って、にこにこしながら母親と父親が現れるような幻だ。部屋が、両親の住んでいたままに置かれていることもあるのかもしれない。彼らが逝ってから、またここを去ってからの月日を思った。まだ数年しか経っていない。この数年の長さは、振り返ると、あっと言う間のことだ。しかし、これから来るであろう時間の流れを考えると、永遠の相にかかわることだ。瞬間のことでもあり、また永遠のことでもある。

この地で生活する我々もあっという間に、永遠の相に組み入れられてゆくことになるのだろう。その時に、両親と合い見えることができるのかどうか、分からない。この耐えがたいほどに懐かしい気持ちを抱いて、残りの時間を歩むことだろう。それで良いのだし、それしかありえない。時間がまるでとまったかのような両親の部屋に立ち尽くして、ぼんやりとそんなことに思いめぐらしていた。

この画像は一か月ほど前に、彼らが使っていた布団を日干しにしたときのもの。親が、よくこうやって布団を干していたものだ。

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コメント

親の思い出!

わりと最近の事なので、寂しさが増しますね?
私は母親が亡くなってもう45年になります。
でも未だに、というか最近ますます、母親の生前の事が思い浮かびます。
母一人子一人だった事もあり、私の就職に一緒に九州から大阪にくっついてきて、看護婦だったので大阪市内の病院に住み込んで働いていました。

今はもう、その病院の先生もお亡くなりになり、はるか遠い思い出ですが、時々色んな仕草を思い浮かべながら「充分、親孝行しなかった!」自分を反省しています。

自分が親の歳になって解る(感じる)ものも多いです。

Re: 親の思い出!

仰る通りですね。親がいなくなって、そのありがたみを感じるようになります。母上は若いころに亡くなられたのですね。良く言われることですが、親孝行をしたいと思うときには、すでに親はいなくなっているということが多いのでしょう。義理の両親が健在ですので、そちらのお二人にせめて孝行をさせて頂こうと思っています。

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