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CW受信についてのノート 

CW受信についてのノート

CW受信プロセスでは、受信された信号が、受信者の聴覚から中枢へ信号が伝達される過程で以下のように変化する。

符号>文字>単語>文章>意味

但し、これがあたかも流れ作業のように、一方通行の同じ順序で行われるわけではない。意味を取るのは、正確には、単語のレベルで行われる。ここで意味というのは文章全体の意味を指す。

単語を取るときには、意味を即座に理解し、それがそこまでの文脈で適切かどうか、妥当かどうかを判断する。さらには、それまでの文脈、さらに現在進行する文章の途中までの理解から、そこで発せられるであろう、単語を推測する作業も行っている。いわば、ポジティブフィードバック。

また、時によっては、文章全体の意味を把握した時に、特定の単語の理解が誤っていたことを把握することもある。いわば、ネガティブフィードバック。

各時点で連続するフィードバックの輪によって、理解が進むとも言える。

このプロセスについてのいくつかの誤解について記しておく。

会話と同じはずだから、単語の流れを一塊として理解する、という考え。会話は、文字ベースではないのと、CW受信が読むことと相同であることから誤りである。確かに、会話では単語・文章を構成する文字は意識に上らず、音であらわされた単語・文章によって行われる・が、CWでの会話は、あくまで文字が基礎となっている。

単語を「一塊」として受信するという考え。この場合、一塊とは、短点長点の集合としてとらえるという意味だ。これも、頻用される幾つかの単語で、例外的に意識されることがあるが、意識に上るだけであって、意味を理解する流れには関係しない。

QRQになると、単語単位で意識される(だからQRSの段階から単語単位で訓練する)という考え。QRQでは、確かに、文字単位では意識されないが、意識されないから、それを感知していないということにはならない。あくまで文字を基本とする通信手段なので、文字から単語への流れは、認識過程に必ずあるはず。だが、意識に上るのは、単語単位になる、ということ。

最後に、実地練習がやはり一番だ。理論は、実地訓練過程で壁にぶち当たったり、振り返ってどのように受信しているのかを理解するためには有用だろうが、最初に完璧な理論武装をしようとすると、本末転倒になりそうな気がする。

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