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コンテストの未来 

先週末のWPX CWコンテスト、途中、小さな磁気嵐に見舞われたためか、それともnatural courseなのか、activityがイマイチだったようだ。終了時に21メガでお会いした、Marv N5AWも、交信数が昨年は2200、今年は1800超だったと言っていた。

コンテストの未来については考えてみたい。

コンテストは、参加者がいてこそ成立する。参加者は、下記の二群に大まかに分類できよう。

1)ビッグガン コンテスト用の大きな設備を所有する、コンテスト専門局

2)その他大勢 100Wに簡単なアンテナ ひやかし、ニューワン探しその他の目的で出てくる 浮動票軍団

1)は、極めて少数で、日本では恐らく10から20局程度ではあるまいか。一頃は、大学クラブ局がこの群の中枢を占めていたが、その凋落は激しい。この群は、大きな設備投資をし、もともとコンテスト命みたいなところがあり、CONDXに左右されず一定したactivityを示す。が、10年前後でそのactivityも自然経過で落ちてゆくのを常とする。2)が参加するかどうかは、主にCONDXによって左右される。今回のWPX、私が聴いていた印象では、少しこの群の絶対数が少なかった印象がある。ログ提出局数で経年変化は比較できるだろう・・・そこまでやらない。

問題は、この後徐々にCONDX下降期に入ること、さらにコンテスト参加者の平均年齢が高いこと・・・恐らく60歳前後ではあるまいか。この両者の因子によって、2)群の参加者は漸減してゆくものと思われる。1)だけではコンテストは成立しない。

現在、一頃よりも、コンテストが世界的に見てむしろ増えているが、それは2)の減少を見て、何とか新たな参加者を発掘したいという企画者の思いによるのではないだろうか。2)がいなければ、1)は楽しめないからである。残念ながら、むしろ各コンテストの価値は、相対的に減ってしまい、各コンテストの参加者は減っているように思える。

現在、コンテスト参加者の内2)群がまだある程度確保され、CONDXも太陽活動の最も活発な時期にあるから、コンテストが曲がりなりにも成立している、といえるだろう。だが、将来は、参加者が上記のとおり減少の一途をたどる可能性が高い。

その結果、コンテストが少数に集約される、さらに各コンテストの開催時間が短縮化される、という現象が起きるのではないだろうか。

アマチュア無線の発祥とともに始まったコンテストも、その性格を大きく変えながら、ここまで続いてきた。現在は、ハイテク機器を駆使し、オペレーターはまるで機械の一部のように戦うゲームになっている。が、これもそう長くは続かないのかもしれない。いわば、コンテストの最後の輝きを我々は見ている、ということなのかもしれない。

Marvは、これでしばらくは無線はなしだ、と言い残して、去って行った。

コメント

コンテストのSuper stationがハイテク機器を駆使するというのは正しい記述なのですが、実際使いこなして、スコアをだすには、ハイテク機器の性能だけではなくて、無線全般への理解と経験が必要ではないでしょうか? 無線という趣味が技術的な側面を持っている限り、その時に手にはいる技術を駆使して進んでいくことも必要だと思います。コンテストだけではこの趣味は成立しないので、バランスもとることが必要です。

Re: タイトルなし

私が妄想をたくましくしたのは、コンテスティング スキルについてではなく、コンテストの大きな枠組、流れの問題についてです。昨今、マイナーコンテストの参加者、減っていませんか?

埼玉コンテスト

意図を間違えていたようです。それで気になって調べてみました。地方コンテストでは比較的メジャーな埼玉コンテストの経緯です。
https://www.filesend.to/filedn/infoindex.phtml?rp=513e9c7e7edf5b72dd902da7f489fc1b

ログ提出局は若干減る傾向にありますが、国内のアマチュア局数と比較すると、割合は増加しています。これはアクティブな局は減ってないことをしめしているかと思います。優勝局のスコアも黒点数とは相関がみえますが特に減少傾向はみえないので、コンテストにでている局の数は減ってはいないようにみえます。

埼玉コンテストはメジャーなので、もっとマイナーでかつ長期にわたってルールがかわってないものを当たる必要はあるかと思います。

私の予想では現在のアクティビィティを支えている団塊の世代は仕事から引退したけど、無線ではまだ現役なことが原因だと思っています。ここから10年くらいたって、その世代が無線からも引退となると、がったと参加局が減るでしょう。

そのサイトに飛べないのですが、過去どれくらいの期間の経過をみていますか?国内のアマチュア局数との比較では、母集団を広く取り過ぎだと思います。それと、スコアで検討することは意味があると思いますが、優勝を争うような局のスコアは、全体のactivityを「直接」反映しているとは言い難いように思います。

団塊世代のactivityについては、仰る通りでしょう。彼ら(私たち)が、コンテストのみならずアマチュア無線のactivityを今後左右することになるだろうと思います。60歳台を転げるように生きてきて、(私はとっくに卒業していましたが)徹夜でのコンテストは年々きつくなるだろうなと思います。ちょこっと参戦という局が多くても、優勝スコアは高いままでしょう。

この20、30年間の特に国際コンテストのactivity全体を見ていると、右肩下がりであるのは明らかでしょう。先日のWPXも結構良いCONDXでしたが、西海岸のビッグガンが応答のないCQを連発していました。この1,2年は、太陽活動の活発な時期なのに、この状況です。

コンテストの毀誉褒貶とは別に、個人的な印象として、activityはダウンヒルであろうと思っています。

サイトは貼り付けてあるURLをcopy and pasteでブラウザーに移して読み込んでください。

データは2001年分からみています。おっしゃられるとおり20-30年分のデータをみると人が減っていることはあきらかでしょう。日本国内だと少子化で興味を持って始める青少年が減ったことが原因だと思われますが、アメリカで、ハムフェスト(地域の
ハム向けのフリーマーケット)にでかけても若い世代がほとんどいないところを見るとこれは世界的な傾向ではないかと思っています。ARRLではアマチュア局の数が増加していると宣伝していますが、これは試験からCWをなくしたための一時的な増加で、永続的な効果はないでしょう。

コンテストで人が減っているのはアマチュア無線全体の問題だと考えます。コンテストではそれがある週末によくみえてしまいますし、スコアやログ提出数をみれば簡単に統計として表れてしまいます。

埼玉コンテストの解析では2001年からのものを使っています。ログ提出数は若干減っていますが、そう減ってはいません。DXコンテストやmajorな国内コンテストだと優勝局はsuper stationだったりしますが、埼玉コンテストクラスであれば、そうでない100Wに3エレ クラスの局か、高い山での移動局ですから、優勝局のスコアはコンディションとその時にでている局の数を反映していると考えています。

中期的には現状維持で、長期的にみると団塊の世代の高齢化でかなりへると考えます

いや、コピー・ペーストしてアクセスできませんでした。

コンテスターが、すぐに減少するというのが私の論旨ではありません。2)の大多数の群が、CONDX下降、それに加齢により漸減するのではないか、ということです。

国内コンテストは、CONDXにはそれほど左右されないかもしれませんが、海外へのパスが厳しくなると、小さい設備の局はactivityが下がり、それに伴い、国内コンテストのactivityも減ることでしょう。埼玉コンテストがここ数年横ばいだとすると、その期間CONDXが上昇傾向にあったわけですから、むしろactivityは目減りしていると考えるべきではないでしょうか。

年寄りが増えるので、無線のactivity全般が落ちることは良く知られていることであり、あまり議論する必要もないでしょうね。

私が一番強調したかったのは、コンテストの数が多すぎないか、ということです。今週末も、海外ではseanetのコンテスト、ヨーロッパのよく分からぬコンテストが開かれ、国内でも、どうも最低二つコンテストが開催されています。これでは、参加者が拡散してしまい、個々のコンテストの価値が減ってしまい、逆効果じゃないのか、と言いたいのです。私の本音は、毎週末WARCバンド以外をコンテストでつぶしてほしくない、というのがありますが、まぁ、それは置いておいても、今のままでは、コンテストのインフレが酷過ぎるということです。

コンテストの数

コンテストの数に関して、多すぎるというのは賛成します。これを何とかするのは
(1)コンテストで使える周波数の制限。大半のコンテストでは参加者は比較的少ないので、制限しても問題はおこらないでしょう。たとえば国内コンテストでは制限をつけていますが、JARL主催のメジャーコンテスト用だけなので、これをマイナーなもの用の別の周波数制限を制定してしまえば、コンテストでも効率はよいし、コンテストに参加してない局にとってもよいことです。これが国際的なコンテストにも適用できるかどうかはよくわかりません。

(2)マイナーコンテストの統合。海外のものは考えたことはないのですが、国内の県単位のものは同じ週末に2個あったりすると、面倒なだけなので、コンテストナンバーだけを統合してひとつの交信で両方とも参加できるようにしてしまえばいいでしょう。これは主催団体が集まって議論すればいいのでしょう。

Re: コンテストの数

周波数制限と同時に、時間の短縮も必要なのではないでしょか。

世界的なメジャーなコンテストも、行く行くは統合されるのではないかと思っています。

CW,SSB同時開催の国内マイナーコンテストを運営しています。
参加局は、県内、県外局とも減少し続けていましたが、10年くらい前から横ばいないし、微減になっています。

コンテストは好きなのですが、参加したくないときにコンテストをやっていると、ちょっとげんなりします。コンテストを全くやらない局にとっては、たまらないでしょうね。

7MHzCW専用バンドを増やして、コンテストに使用しない周波数を増やせばいいように思います。例えば7000-7025普通の交信、7025-7050コンテストのようにです。

時間を短くするのも効果があるでしょうね。オール宮城コンテストは12時で終わります。

Re: タイトルなし

某所での情報によると、先週末の国内コンテストは総計7つ!!!だったそうです。梯子する方も忙しいでしょうね。やはり少しまとめないと、インフレが過ぎるかもしれませんね。

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