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夕刻の7メガで 

夕方、陽の沈むころ、7メガは、北米に開ける。私が無線を始めた出発点は、この時間帯の7メガだった。以前から何度も記してきたが、夜更かしした、または夜目が覚めた年配のハムが、よく相手をしてくださった。中には、早朝に起き出して7メガに出てくる方もいた。彼らが、私の無線の楽しみを方向づけてくれたと言ってよい。

だが、この10年間位、そうした方がめっきり減ってしまった。CQを出しても空振りに終わることが圧倒的に多い。ハムの高齢化が、一つにはあるのだろう。さっと思い起こす、昔相手をしてくださった方々は多くはすでにサイレントキーになってしまった。CW人口の減少もあるだろう。しかし、14メガで同じ時間帯にCQを出すと、呼ばれることが結構ある。一度打率を記録し正確に比較をしてみようかとも思っているが、同じように二つのバンドが開けていると、14メガの方が、圧倒的に打率が良いのだ。(もっとも、14メガでは所謂ラバスタが多いのだが。)これは、ここに挙げた理由だけで、7メガが閑散としているわけではないことを示唆する。

一つ思いついたことは、その時間帯の7メガのパスは、北米からみると、東アジア・オセアニアに限られる一方、14メガはそれ以外のパスも開けることがあるだろう。特に、VK/ZLの昔ながらにのんびり交信するハムが減ってしまったことと関係しているかもしれない。再び挙げるまでもなく、K6NBとVK2NS、K6PAとVK2DOそれにK5BGBとVK4BQL、さらにはラグチューをだれとでも楽しんだVK3IM等が、7メガのこの時間帯を賑やかしていた。ZLにも古き良き時代の名残の運用スタイルで出ていた局が何局もいた。残念ながら、彼らの多くはサイレントキーになるか、聞くことができなくなってしまった。Wの局数の方が元来圧倒的に多いことを考えると、VK/ZLの面々が聞こえなくなってしまったために、7メガにたむろする北米の連中が減ってしまったといえるのではないだろうか。

昨夜、VK3AUQ Kevに夜遅く7メガで呼ばれた。聞き覚えのあるコールだなと思って、過去の交信の記録をめくると、1981年に初めての交信を彼としていた。彼は、20数年のQRTを経て、リタイアとともにカムバックしてきたらしい。100wにLWという設備だが、よく来ていた。昔出ていた局のコールをいくつか挙げると、皆よく知っているとのこと。Kevのように、リタイアとともにまたカムバックしてきてくれる局がたくさん出てくることを期待したいものだ。

もう一つ、昨夜会ったJim W6YAは、中国のハムと交信していたと言うので、中国のハムはなぜとても短い交信しかしないのだろうねと尋ねた。BA4TBのように英語を流暢に使いこなす局もいるから、やはり言葉の壁が問題なのではないか、との返答だった。その後、JimがJames 9V1YCとのスケジュールでこのことを話題にしたら、やはり言葉の壁の問題だろうと言っていたと、Jimがメールで言った寄こした。共産党独裁国家で、まだ検閲がしっかり行われている中国のことなので、それだけでもなさそうだが、アマチュア無線から外への窓が開かれ、中国のハムと7メガでいろいろと話ができる日が来ることも待ち望みたい。アマチュア無線は、これから中国のような独裁体制の国、それに発展途上国で大きく発展するのではないだろうか。彼らと無線を通して知り合い、友人になりたいものだ。

と、夢想しつつ、また夕刻の7メガでCQを叩く・・・。


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