FC2ブログ

仕事を辞めること 

昨夜、7メガでSteve W7QCとお会いした。すでに何度も記しているが、彼はマイクロソフトのプログラマーを長い間して、その後契約の仕事に切り替え、最近完全にリタイアした方だ。仕事の話になり、私は、収入をある程度確保するために、それに、より重要なことなのだが、現場を離れると医師としての技術が失われるのではないかという思いで、パートの仕事を辞められぬと言った。

Steveも同様に考えていたとのことだった。エンジニアの方は、結構抵抗がなく、リタイア時に仕事をスパッと辞められるように感じていたので、意外な反応だった。彼も、プログラミングの技術がさび付くのが怖かったが、いざ辞めてみると、自分の楽しみでいろいろと弄れるので、そうした寂しさはないとのことだった。

エンジニアは、モノを対象にする仕事で、こういうと語弊があるかもしれないが、モノと相対する関係は、容易に他の人に変わりうる。医師は、生身の人間を相手とする。その関係は、患者さんにとっても医師にとっても、容易に変更が効かない側面がある。医師が医療現場を離れると、それと同じような経験をさせてくれるところはない。また、患者さんが苦しみ悩むのを、科学的な目で見つめ寄り添う、そしえ良くなったら、ともに喜ぶのが医師の仕事であり、醍醐味だ。それを実現するために、どれだけの努力を払ってきたか、自慢に聞こえてしまうかもしれないが、私の人生の大半をそれに費やしてきた。それから離れるというのは、さびしいことではある。

エンジニアとしての立場からだが、Steveにはこうした気持ちを理解してもらえたような気がした。彼も、仕事を辞めるときには葛藤があったのだろう。お互いのこころのなかで共感が生まれたことを、彼の言葉から感じることができた。私も、何か同行者を見出した思いだった。

彼は、兄弟の住むアイダホに向けて、交信後、車で出かける、ということだった。愛猫のマークも一緒に。アイダホで生まれ、育ち、大学まで出たと言っていた。彼がよくアイダホにでかけるのは、そのためだったのか・・・。

パートの仕事は、忙しくはなく、スタッフも友好的で、仕事がしやすい。だが、あれでは、まず赤字である。それに、患者さんの大半は一見さんで、開業当時のようにお互いによく知りあうことはまずない。その内に、切り上げることも考えねばなるまい。

Steveは、CONDXが良くないので、最近は無線にあまり出ていなかったとのことだった。CQを出しても応答がない、と。CONDXもあるのかもしれないが、昔通りの交信を楽しむ連中が減ってきているのが、実相ではないだろうか。私が、たまたま彼の出てきた周波数で受信し続けていたので、彼のCQに気が付いたと言うと、呼んでくれて嬉しかった、私は7メガのmainstayだ、との言葉。これは面はゆい感じもしたが、ワッチを続けて、彼のような方が出てきたら、呼ぶことを続けることが大切だと改めて感じた。

今頃、マークをキャリーに載せた彼のピックアップは、ワシントンからアイダホに向けての山の中を走っていることだろう・・・。

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/2949-08bd24df