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バッハ バイオリン無伴奏パルティータ二番 

昔、娘がバイオリンをさらっていた頃、バッハの無伴奏ソナタ3番の一曲を課題曲として与えられたことがあった。突然、その音楽が、音楽の練習室としていた客間で鳴り響いたときに、私は、がっつんと殴られたような気がした。勿論、良い意味で。娘が、いよいよ無伴奏を練習し始めたか、という感慨と、バッハの音楽が目の前で鳴り響いたことが、そう感じさせたのだったと思う。

バッハの音楽は、宇宙の大きさを思わせる偉大さと、こころに分け入って聴く者のこころに届く感情の細やかさとを併せ持つ。そうした音楽のなかでも、無伴奏バイオリンパルティータ2番は、別格である。有名なシャコンヌに留まらず、全曲、我々の精神をとらえて離さない。一音なりとも、おろそかにすることはできない音楽だ。

ヒラリーハーンの演奏が素晴らしい。音楽がそうであってほしいという風に鳴り響く。そして、彼女の息遣いを通して、バッハ自身の息遣いが聞こえてくるかのようだ。以前にも記したが、ハーンは、バッハの無伴奏を練習の始めに弾くという。素晴らしい演奏だ。



そういえば、娘の弾くバッハを長いこと聞いていない・・・。

四国遍路に出かける機会があれば、この曲をお供にしたいものだ。

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