FC2ブログ

一か八かの賭け 

東電福島第一原発四号炉の使用済み・未使用核燃料1500本を、いよいよ取り出すことにするらしい。

地上5階にあるプール内で燃料をキャスクという容器に詰め、クレーンで持ち上げ、トレーラーに載せる。トレーラーで敷地内の地面の高さの新たなプールに移すという作業になる。予定では、来年末までかかるらしい。

問題は、

〇四号炉プール内には、瓦礫が落ちており、かつ燃料が破壊されている可能性がある。そのために、事故前のようにスムースに運搬・移送ができるとは限らない。

〇5階から地上までの高さは、30mある。しかるに、キャスクの落下実験は、17mの高さでしか行っていない。固定するワイアーは、二重にしてあるというが、それもどれだけの負荷に耐えられるのか。

〇運搬移送中に、激しい地震が起きたら、どうなるか。不確定要因である。


所長氏は、落下実験、二重のワイアーがあるので、心配はないと述べていた。が、万一のときには、退避する手はずも整えているとのこと。

キャスクが破壊され、特に使用済み核燃料が露出すると、周囲は極めて高度の放射能にさらされる。作業員退避は致しかたのないことだと思うが・・・それは、東電福島第一原発を放棄することを意味する。そして、同原発からチェルノブイリの10倍とも言われる放射性物質が環境に拡散することになる。東日本全体が居住不可能になるのである。

この核燃料取出し開始のニュースを聞いて、何故こうも急ぐのかと不審に思った。が、すぐに、現在の四号炉の状況が予断を許さない、このままでは破壊された建屋が崩壊する危険が高いと、東電、行政は判断しているのだろうということに思い至った。いわば、一か八かの賭けに出たのだろう。

こうした国家存亡の危機にあるというのに、政府はNSCだ、特定秘密保護法だと自らに権力を付与しようとすることに熱中している。

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/3026-25bf9481