Ellen W1YL
CONDXは良くなっているのに、「普通の交信」をする相手がいないなと思いつつ、手短な交信を続けていると、突然強力な信号でEllen W1YLがコールしてきてくれた。彼女は、今は亡きW1CW Bobの奥様であり、10年ほど前までQSTのDX欄を担当してこられた方だ。FOCの仲間でもある。face bookで元気になさっておられるのを知ってはいたが、無線でつながるのは何年ぶりのことだろう。
お孫さんがFLのQSOパーティに出ているのを聞いていたと仰っていた。その話を聞きながら、qrz.c0mの自己紹介の欄で、彼女が息子さんを失っていることを、初めて知った。息子さんK4OJのお子さんが、きっと無線の跡を継がれたのだろう。息子さんが逝去されたことを、今知ったとEllenに言うと、ご主人が11年前、その翌年に息子さんを失った由。人生には、残酷で哀しいことがあるものですね、と申し上げた。彼女は、確かにそうだが、足を一歩出し、他の足も一歩先に進める、そうすることで生きることができる、と仰っていた。愛するご家族を立て続けに失った方の言葉で、重みがある。
彼女は、フロリダの大きな家に1人で住んでいるが、そう遠くない将来に高齢者の施設に入ることになるだろう、とのことだった。そこから、家の設備を遠隔操作するから、と言って笑っておられた。FOCの集まりでお目にかかりたいものですと言うと、12月のオーランドで開かれるW4の集まりにいつも行くから、そこで会おうとの返事だった。
1980年代から90年代にかけて、ご主人とともに7メガで良くお目にかかったものだ。もう80歳半ばを超えておられるだろう。この10年間、あまり信号をお聞きしなかったことも、今回お目にかかって理解することができた。これから、また何度となくお目にかかりたいものだ。彼女も交信できて喜んでおられる様子が、こちらに伝わってきて、嬉しいことだった。
- [2014/04/28 08:37]
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