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混合診療になると・・・ 

今朝、21メガでBob K6RRに会った。こちら等で紹介している方。84歳になる、引退した医師だ。黄斑部変性という目の病気で引退せざるをえなくなってしまった方だ。

相変わらず無線を楽しんでおられる様子だったが、病気の方は少しずつ悪化しているようだった。月に一度新生血管の増殖を抑える薬を局所投与しているらしい。車の運転もまだしているが、何時まで続けられるかわからないと言っていた。2年前にお目にかかった時には、その治療薬が確か1000ドルどいう話だったが、今用いている薬は、一回5500ドルだそうだ。保険がカバーしてくれるが、自己負担が800ドルとのこと。新薬が出ているのだが、それは3割増しの価格なので、あまりに高く使えない、ということだった。医師の技術料は、300ドル。保険料は月に500ドルとのことだった。リタイアした身分では、きつい負担だが、治療を続けざるを得ない、と言っていた。

米国で、この手の話は良く聞く。また、以前紹介した「シッコ」という映画や、他の書籍でも情報としては、耳に届いている。だが、こうやって知り合いの方から、直接伺うと、そのシビアさに改めて驚かされる。

繰り返し述べてきたことだが、これは、わが国が進みだしている方向だ。混合診療で、医療の選択肢が増えるというマスコミもあるようだが、それは本質ではない。自己負担が際限なく増やされ、持てる者にしか医療の機会が与えられぬ制度というのが、本態である。それを国民の大多数は知らされていない。また、医師も混合診療によって現在の厳しい環境から抜け出せるのではないかと夢を描いている。が、それも大資本の飽くなき利潤追求の前に潰えることになる。

コメント

Shinさん、おはようございます。
いつもBlogを拝見しています。
それにしても、戦後の日本が、というよりも、戦後のこの国に住んでいる人たちが、まじめに働いて築き上げてきた、国際的また国内的な価値(憲法9条と国民皆保険)が、いとも簡単に閣議決定というかたちで潰されていくのを見ると、暗澹たる気持ちになります。
自公政権はいずれ潰れるに違いありませんが、ここ数年で日本が失ったものを取り返すには、相当な時間が掛かるに違いありません。
小市民たる自分に何が出来るのかと、自問する毎日であります。

Re: タイトルなし

おはようございます。共同通信の調査では、安倍内閣支持率が50%を割り、不支持が40%に達したとか。国民の良識を信じたいと思います。でも、首相一人の独断専行で、解釈改憲を行う(行った)のは、議会制民主主義の歴史の汚点になりますね。政党がまともに機能していない、危険な状況だと思います。face bookで東海岸の無線の友人から、憲法9条は貴重な財産だと言われて、心を強くしました。外国には決して派兵するようなことをすべきではありませんね。

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