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中国の局との交信 BH4BFS 

昨夕、IARUコンテストが始まる前に、7メガに出てみようと、何時もの周波数でCQを出した。BH4BFSという局に呼ばれた。CQ DXとコールした時には、いつもは近隣諸国から呼ばれても応答しないのだが、中国の局特有の「ひきつったような」ハンドキーのキーイングではなく、丸みの帯びたキーイングだったこともあり、何とはなしにいつもの中国の局とは違うものを感じて、彼に応答した。

いつもの例では、中国の局は木で鼻をくくったかのような交信になることが多い。私は、かの地では、日本の局との交信では、そのようにしなければならないという規則でもあるのかとまで思っていた。上海のNiuと名乗る彼は、違っていた。私が丁寧にゆっくりと送信すると、それに応答して、こちらのリグは何かとか、年齢を送った際に、その意味が分からなかったようで、それについて何を言ったのかとか、尋ねてきた。

想像だが、全文筆記してそれを私の送信が終わってから読み上げ、さらにもしかすると、分からぬ単語を辞書で当たっているのかもしれなかった。彼の送信の順番になると、SRI と何度か打って、しばらく沈黙の時間が流れる。長い時には1、2分にもなっただろうか。そして、またSRIと打って、彼がメッセージを送るという具合である。私のリグ、年齢までは分かったようだったが、私がリタイアした医師であるということは理解して頂けないようだった。彼は38歳であること、YAESUのリグとV型のダイポールを使っていること、そしてqrz.comの彼のページの写真を私が観ていることは、彼は理解された様子だった。

普通の中国の局、いやどの国であれビギナーの方との交信ではなかなかこうは行かない。意思疎通を何とかしようという強い意図が、Niuさんには感じられた。惜しむらくは、恐らく全文コピーしているために、間髪を入れぬCWでのきびきびとした会話を楽しむまでにはいかなかったが、彼の交信の態度に、感動に近いものを覚えた。ヘッドコピーが必要であることを言いたいと思ったのだが、交信では無理のようだ。カードと手紙を送ってみよう。

現在、中国の膨張政策を危険視し、中国と「一戦」構える等と言うことをまことしやかに述べる方が結構いる。中国の内政、外交に問題がありとしても、我々はかの国を中から理解し、そして民間で交流できることを進めてゆくべきなのではないかと感じている。それで、複雑に入り組み、歴史的に不幸な経緯がある日中関係がすぐに打開できるとは思わないが、打開の糸口、根拠はそうした、一対一の民間の交流にあるのではなかろうか。アマチュア無線には、そうした交流を深めるために寄与できるものがあるはずだ、という思いでやってきた。Niuさんのような方が、あちらでもたくさん生まれることを期待して、中国からの信号に耳を傾けてゆきたいものだ。

コメント

現役の頃、中国シンセンのあるメーカの日本駐在員と数年仕事しましたが、本音でBIZが出来る様になってくると仕事のみならず居酒屋での会話も楽しくなった記憶があります。会話に慣れていないハムがいると思えばこちらからアプローチし親交がはかれればいいですね。安部さんのやり方、いつでも話に乗ってやるから待ってるよ、では百年経っても同じでしょう。

Re: タイトルなし

安倍さんじゃないけど、何時でもドアを開けておくことでしょうか 笑。でも、あちらの方は、コンテストスタイルの交信が多いですね。中国国内同士でもその傾向があるようなので、恐らくは、アマチュア無線の訓練をあのような形で受けているのでしょう(恐らく、プロの無線通信のやり方ではないでしょうか)。中国の方は、礼節をわきまえ、友情を大切にする方が多いと聞いておりましたので、それを信じてこれからも交信を続けてゆきたいと思います。

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