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無責任な原発再稼働政策 

原子力規制委員会が川内原発を新基準を満たすとした。政府は、この秋に向けて、再稼働をさせる積りのようだ。

だが、新基準がどのように作られ、どれほどの自然災害に耐えられるのかが問題だ。川内原発自体に根本的な改修がなされたとは聞かないし、建設後30年以上経つ老朽原子炉で満たされる基準とは、結局現実に基準を合わせただけなのではないだろうか。

川内原発の周囲30、40km圏には、鹿児島市をはじめ、中規模の都市が幾つかある。また、原発周囲は、小高い山に囲まれているようで、周囲から避難が必要となった場合は、かなり困難が伴うように思われる。深刻事故に際して周辺地域の住民が避難する計画は、国ではなく、地方自治体に任されている。鹿児島県知事は、原発周辺10kmの範囲の住民の避難だけを考える、それ以上は空論になる、と言っている。現実問題として、深刻事故が起きれば、半径80から120km程度は避難が必要になる可能性がある。福島第一原発は、自信と同時に一旦原子炉の臨界反応が停止し、さらに放射性物質の多くが海側に流れたことにより、被害が相対的にあの程度で済んだのだ。あの経験から、国も鹿児島県も、深刻事故を甘く見ているのではないだろうか。福島第一原発事故以前の避難計画と変わらないではないか。

原子力規制委員会は、原発が安全だとは言わない。政府は、原子力規制委員会の厳しい基準をクリアーした安全な原発だ、という。無責任極まる。

早々と、ヨード製剤を、半径5kmの住民に配布したらしい。ヨード製剤は、内服するタイミングが重要だ。それに、これだけで放射能被曝が解決することは全くない。そして、配布範囲が半径5kmとは、行政が何事かを対策しているポーズを示すことに過ぎないのではないだろうか。

原発再稼働の提案が、アーミテージ・ナイリポート第三報に述べられている。結局、アメリカの言うなりになるのか。また、原子力マフィアとも言える権益集団が、どうも蠢いているようだ。こうした背景に潜むものが、日本をさらに危険にさらすことになる。


以下、引用~~~

ヨウ素剤を初の一斉配布、鹿児島

2014年7月27日(日)7時39分配信 共同通信

 九州電力川内原発が立地する鹿児島県と薩摩川内市は27日、原発事故時に甲状腺被ばくを防ぐ安定ヨウ素剤を、原発から半径5キロ圏の住民に一斉配布した。原子力規制委員会の指針に基づくヨウ素剤の配布は全国で初めて。規制委は川内原発について、新規制基準を満たすとする審査書案をまとめており、秋にも再稼働する可能性がある。

 県によると、この日の配布予定は3歳以上の住民約4700人のうち、これまでの説明会で問診票を提出し、飲んでも問題がないと判断された約2700人。39人が受け取りを辞退した。3歳未満の乳幼児は事故後に保健所が調剤したヨウ素剤を避難所で服用する。

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