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伊藤バイオリン工房再訪 

午後、台風の影響で豪雨の降るなか、桐生市の伊藤バイオリン工房に出かけた。チェロの側板下部、エンドピンの穴の前後に「ヒビ」が見られたためだ。雑音等はなく、叩いてもビリツキはなかったのだが。念のために見ていただくことにした。

桐生市のメインストリートは、やはりシャッター通りとなっていた。日曜日の午後だというのに・・・。いつも駐車スペースに困るのだが、近くに安い料金の駐車場を発見。

約束の時間に間に合った。いつものひょうひょうとした表情で楽器を見てくださる。ひび割れかもしれないと思われた部位は、問題なしとのこと。「ニスのレタッチをするだけで良いでしょう」と。ただ、テールガットを受ける表板に接着されたサドルが、浮いてきてしまっており、急ぐことはないが、補修が必要だろうとのこと。確かに、テールガットの強力な上部方向への力を受け、サドルが浮き上がりかけている。私は全く気付かなかった。お盆休みに入ってしまうので、楽器を預けると時間がかかることになる。また機会を改めて持参することにした。

以前から気になっていたG線第四ポジションのウルフ。ウルフエリミネーターというボタン型のウルフキラーを購入。ウルフが完璧に消えるわけではないが、軽減される。「ウルフが出る楽器は、良くなる楽器だから、どこかで妥協でしょうね」という彼の言葉に頷く。

彼は、新作のバイオリンを製作中の様子。製作工程は、パーフリングを埋め込む手前まで進んでいた。秋の弦楽器フェアーに出品する予定だとか。とても丁寧な制作振りの楽器、是非聞いてみたいものだ。弦楽器フェアーでの試奏会への招待状を送って下さる由。この楽器は、「珍しく」・・・と彼は言う・・・購入予約が入っている楽器だそうだ。来年はいよいよチェロの新作に挑戦される予定とか。30代半ばに差し掛かろうという彼に、「今が一番productiveな時期になるのかもしれませんね」と申し上げると、確かに、今楽器制作に精を出す時期だと思っている、とのこと。雑用を減らして、楽器制作を進めてゆきたいと思っているとのことだった。楽器製作者には、制作楽器というものがのちの世に残るのだなと改めて思った。これからが、彼にとっては勝負の時期だ。

彼のサイトのDAIRYというページ、5月の記事で、指板交換を受けているのが、私の愛機・・・すぐ分かるのは、やはり家族みたいになっているからか。

1時間半のドライブだが、やはり目の問題で結構疲れる・・・早めに手術を受けなきゃ・・・。

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