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Chas NK8O 

Chas NK8O, 4月にお目にかかった時には、オレゴンの自宅から運用しておられた。何しろKX3のQRPの運用なので、会話を成立させるのが難しいのだ。前回のその交信では、ベランダに張った5mほどのワイアーから出ておられた。今朝は、25mほどのワイアーを木に引っかけて出ているという話しだった。でも、またKX3の5ワット。

Chasは、小児科医である。今回、コロラド、それにユタを回ってオレゴンに戻ってきたと仰る。旅行でもしていたのかと思ったら、各々の場所で大体2か月ほどパートの仕事をして回っているそうだ。元々は、自分の医院で仕事をしていたのだが、経営的にやって行けなくなったので、仕事を閉じ、現在のような仕事をするようになった由。詳細を伺えなかったが、現在の政府の保険制度ではやってゆけないということのようだった。仕事をたたむ小児科が多いらしい。

Chasは、仕事を楽しみ、そして時にこうやって無線でリラックスしている、と言っていた。でも、60歳を過ぎて、奥様とは離れて、「巡業」を続けるのはどんなものなのだろう。彼は、これからまだ数人の子どもたちを診察すると言って、無線機から離れて行った。

わが国の政府は、医療費が40兆円に届くとして、今後とも医療の「効率化」を進めると言っている。新たに厚労大臣に就任した塩崎氏は新自由主義経済の信奉者らしいが、彼は改めて医療の「効率化」と明言した。「効率化」とは、聞こえが良いが、結局、予算を減らすことだ。入院施設を減らし、既存の入院施設も入院期間をできるだけ短縮する、さらに外来では検査を極力しない、投薬はジェネリック、そして安価な薬を用いる、当局が医療機関に指示することは分かっている。行政からの「指導」という名の命令で、そうした「効率化」が徹底的に行われてきた。これ以上discountの医療を続けるためには、労働集約型の産業である医療では、人件費を減らすことしか対応方法があるまい。Chasの医師としての生き方も、他人ごとではなくなるのかもしれない。

で、結局、ツケは国民に回される。混合診療という、金の切れ目が命の切れ目という制度がさらに拡充され、さらに自由に診療を受ける施設を選ぶ権利もなくなる。現在の酷い国家財政は、医療によって生じたものではなかったはずだが・・・。

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