FC2ブログ

国民年金はハイリスク、共済年金はローリスク 

年金資金の株運用を増やすということは、以前にこのブログで記した。当初日本株を12%から20%への引き上げかと思っていたら、日本株25±9%、外国株25±8%と増やすようだ。最大で67%の年金資金を株式に投資することになる。その額は、87兆円に達する。一方、安定投資先であった国債は60から35%に減らされる。

株式は、上がることもあれば、下がることもある。また、もうかる投資家もいれば、失う人もいる。ゼロサムゲームだ。だから、将来、株投資で年金資金が減る可能性は十分にある。年金の基礎部分を株式投資で運用する国は、ほとんどないようだ。

株式で損失を出した場合の対処の方法が、今回定められていない。結局、将来の年金受給者であり、現在の年金料支払い者である現役世代が、その損失を被ることになる

この年金資金の株式投資を増やす目的は、株価の維持であると言われている。株価を高く維持すれば、資産効果が出て、景気が良くなるという、はなはだ当てにならぬ三段論法だ。本音は、現政権の経済政策の失敗を糊塗するため、それに、将来国際が暴落した時のためではないかと考えられている。いわば、年金資金という国民の大切な財産を、現政権が私物化している、という構図だ。

そして、もう一点、はらわたが煮えくり返りそうな話がある。公務員のための共済年金の資金による株式投資は、8%に抑えているのだ。要するに、リスクを取らぬ年金資金の運用を続けているのである財務省当局の官僚の方々にとっては、株式投資で失敗してどれだけ損失を出そうとも、自らの年金は殆ど痛まないということだ。

消費税増税はすべて社会福祉の充実のために用いるという安倍首相の言葉も、何ともいい加減なものだったが、この年金資金の運用の問題も、国民を愚ろうしきっている話しではないか。

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/3344-63bf9408