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政権与党のマスコミへの圧力 

自民党の副幹事長、報道局長が、「選挙時期における報道の公平中立ならびに公正の確保についてのお願い」という文書を、在京テレビ局に送付した、と報じられている。中身は、選挙を前にして、報道は公平中立に行うように、ということらしい。前の衆院選で、どこかのテレビ局・・・恐らく、テレビあさひのことだろう・・・が、政権交代を画策して「偏向報道」を行った、要するに自民党に不利になるような報道を行った、とその文書にはあるらしい。公平中立な報道の意味するところは、政権与党への批判を控えろと同義である。

政権与党の中枢から、テレビ局にこうした要請を行うのは異例のことだろう。このような「要請」を受けると、マスコミサイドでは、現政権に批判的な報道をしにくくなるのではないか。政権与党は、許認可権を握り、ニュースソースとして大きな権力を持つ。マスコミの大きな機能は、権力の監視だ。それからすると、政権与党の政策、振る舞いについて批判的になることは当然ありうる。政権与党は、自らが大きな権力を持っていることを忘れている。ないし、無視している。批判されるのであれば、それを受けて立ち、議論すれば良いのだ。

このような発想の政権与党が、秘密保護法を施行することに大きな危惧を覚える。自らに都合の悪いことを、こうして封じようとする体質が、秘密保護法によって、隠れたところで発揮されるようになるとしたら、暗黒政治の到来だ。安倍首相は、秘密保護法の施行の是非は、政権交代したときに明らかにされる、と述べていたが、政権交代が実現しなければ、それは明らかにならないだろうし、権力を握る政権与党、それに政権与党に親和性の高い行政機構が、政権交代が実現しないように動くことだろう。

権力を握る立場の人間は、自らの権力の行使に際して、謙抑的に行動すべきだ。安倍政権にはそれが欠けている。

コメント

毎日新聞に出ていました。

テレビ朝日系の討論番組「朝まで生テレビ!」(29日未明放送)で、出演する予定だった評論家の荻上(おぎうえ)チキさんら政治家以外のパネリストが、局側の意向で出演を取りやめていたことが28日、わかった。

NHKの日曜討論のS解説委員も降ろされるでしょう。

怖い世の中になる前触れですね。

Re: タイトルなし

荻原キチさんって、TBSラジオかどこかで番組を持っている方でしたっけ。これだけ、マスコミに圧力をかけてくるのは、それだけ政権与党が焦っている証拠でしょう。

自民党が大勝したという前の参議院選挙でさえ、自民党の得票率は、それ以前と変わらなかったようです。自民党の長期低落傾向は同じでしょう。予算をバラマキ、それで票を買うシステムが上手く働かなくなったわけです。この国の借金を積み上げてきたのが、ほかならぬ自民党政権です。彼らの手法が上手く行かないのは歴史が示しているのですね。なので、公明党等と一緒にやらざるをえない。

今回の未曾有の金融緩和で、日本の財政が破たんする時期が早まるでしょう。政府与党は、選挙後に財政健全化策、即ち増税と社会保障の削減策を公開するらしいですが、もうソフトランディングは難しいのではないでしょうか。

このアベノミクスなる実態のない経済政策の一過性の多幸感に酔いしれるのか、それとも現実を見極めることができるのか、国民が問われているということですね。

ここで政権与党に強大な権力を与えると、国の形が根本的に変えられ、それに沿って戦争をする国へ着実に動き始めると思います。これから日本を背負う方々にとっては、とても深刻な選択だと思いますね。

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