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この選挙の意味 

選挙結果予測では、自民党が圧勝するということも言われている。アベノミクスの恩恵は受けていないが、株価も上がっているし、何となくバブリーな経済状態になりつつあるようなので、自民党に任せてみようかというところなのだろうか。ほかに任せられる政党がないし、という言葉も続くのだろう。

だが、それで良いのか。民主党政権は、失望を与えるところも多かった。が、それで自民党に全権委託することで良いはずはない。国会審議の様子を見聞きすると、政党ではなく、議員個人の見識と判断力が政治を左右する大きなファクターだと思う。その点で、現在の自民党は、その中枢の方針なのだろう、強く締め上げ、異論を許さぬという風潮のようだ。危険な臭いがする。

現政権は、アベノミクスの可否を問う選挙だと言う。が、アベノミクスは、国の借金には目をつぶり、お金を刷りまくってばら撒く政策であり、新しくもなんともない。これまでの自民党の政権が繰り返し続けてきた政策だ。その尻拭いは、結局、国民がすることになる。恐らく、国家財政破綻も同時に来ることだろう。

現政権の言う成長戦略とは、TPPで構築されるグローバル化の先取りである。「特区」には、外国企業の進出が優先されている。社会で共有し利潤追求の道具とすべきでない社会的資本、社会的共通資本、をグローバル企業に開放することが、TPPで決められるはずだ。農業、社会福祉、医療、教育等が、グローバル企業に門戸開放される。それは、国民生活の窮乏化を招く。成長戦略でもなんでもない。国民の財の、グローバル企業への売渡に過ぎない。

問題は経済財政だけではない。この選挙でもっとも大切なことは、国の形を決める選挙であるということだ。現政権が目指しているのは、内にあっては秘密保護法で官僚と政権与党の国内統制を確実なものとし、一方では、集団的自衛権行使によって米軍の世界戦略の一翼を担うことになる。勿論、戦前の軍国主義のように、海外侵略を行うようなことにはならないだろう。が、米国の覇権を補完する、対テロ戦争という局地的な戦争には率先して出てゆくことになる。米軍と密接な関係にあった韓国軍は、ベトナム戦争で5万人派兵し、その内5千人が亡くなった。さらに、中東戦争に派兵したヨーロッパ諸国では、数百人以上の死者を出したほか、国内にあってもテロリズム攻撃の対象となった。そうした事実を忘れてはならない。戦後着実にわが国が歩んできた平和国家としての国際的な地位が失われようとしている。そして、国民に血の犠牲が強いられようとしている。

果たしてこれでよいのだろうか。

これからの日本を背負う世代の方々、次の世代を育てている方々には、この選挙の意味を良く考えて、是非投票に行ってもらいたいものだ。貴方がた、そしてお子さん方の将来がかかっている。

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