FC2ブログ

サブプライムローン再び 

リーマンショックの引き金になった、米国住宅業界のサブプライムローンは、信用に問題がある者が組めるローンで、そのハイリスクな債権が、様々な金融商品に組み込まれ、その崩壊とともに、金融界全体に信用不安が生じた。その信用不安は、金融の中枢部にも及んだ。機能不全に陥った金融機関を救うために、米国政府は、莫大な融資を行った。その前後での金融緩和もあり、世界には、実体経済の数倍以上の金が、短期投機資金として流通しているという。

驚いたことに、米国では自動車ローンでサブプライムローンがまた流行っているらしい。リスクを取り、高収益を目指すヘッジファンドが、それによる債権を売買しているようだ。調べたところでは、まだその規模は1000億円程度とのことだが、現在の米国のバブリーな経済に伴って、このハイリスク商品が金融の世界に広く流通する可能性がある。

新自由主義のもと、市場にすべてを任せる金融経済体制は、2008年のあの事件で崩れたのではなかったか。今、利益を求めて世界中を彷徨う投機資金は、ごく一部の人間に利益をもたらすが、人間社会全体には極めて危険な代物だ。資本主義が社会主義に勝ったと言って酔いしれたのはもう過去のことだ。サブプライムローンないし新自由主義経済体制は再び金融不安を生じさせる。それが起きるかどうか、という問題ではなく、いつ起きるかという問題だ。金融システムの中枢部まで冒されると、金融制度が成立しがたくなる。我々の生活にも、破壊的な影響を及ぼすだろう。

アベノミクスも、こうした新自由主義に基づく政策である。

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/3385-6fc31ee1