FC2ブログ

余りにエグイ選挙戦略 

安倍首相が、この時期に解散・総選挙に打って出たのは、アベノミクスというバラマキ政策のほころびが大きく見え始める前に、権力基盤を確実なものにしておきいたいと考えたからだと言われている。

その思惑は、彼の自由だろうが、自民党の選挙戦術には問題がいくつもある。

1)知らしむべからず、拠らしむべし
以前にも記したが、報道機関による選挙報道が余りに少ない。特に、各党間での直接の議論を殆ど聞いていない。昨日ラジオ番組が報じていたのは、今回の選挙についての番組が、以前の1/3程度に減っているということだ。選挙開始前後に、自民党から「公平に報道するように」という要請が、報道機関になされたこともあった。権力側から、このように要請するのは、報道機関への選挙報道を委縮させることにつながる。何か報道をすると、「公平ではない」と報道機関に難癖をつけられる可能性があるからだ。選挙公約や、マニフェストの実現のための方策、またはそこに書いてないことを明らかにするためには、各党間の討論が是非とも必要だった・・・が、それが行われそうにない。選挙の内実を隠ぺいしようとする、政権側の意図が働いている、としか思えない。この寒く、忙しい時期に突然選挙戦に打って出たことと相まって、国民の間に選挙への関心を持たせないようにする、自民党の選挙戦術である。

集団的自衛権行使がどのように行われるのか、秘密保護法の運用がどのように行われるのか、そして実質給与も経済成長もマイナスを続ける経済運営、赤字国債を積み増し続ける財政政策をどうするのか、我々には伝わってこない。

2)頭を取りに行く
民主党や生活の党の幹部の選挙地域への、自民党のテコ入れがすさまじいらしい。自民党幹部が次々そうした選挙値に入り、野党幹部を落とすための運動を展開している。中には、麻生副総理のような失言をする応援弁士も出ているようだが、野党幹部が軒並み苦戦しているようだ。野党がふがいないということもあるが、自民党の選挙戦術が、野党を潰すことにあるわけだ。政策論争ではなく、選挙戦術で野党を潰す、ということだ。

3)票を金で買う
三つ目が、票を金で買う選挙戦術である。政府が、矢継ぎ早に、現ナマの給付ないし課税控除を始めている。

〇地方自治体への臨時交付金 2000億円 地域商品券発行、低所得者ガソリン購入補助、子育て世代支援

〇臨時福祉給付金 低所得者2400万円 一人1万円

〇贈与税非課税制度

などである。選挙以外の時期に行うのであれば、多少は理解できる政策もないではないが、投票直前にこうした政策を打つのは、票を金で買うことに他ならない。国民に苦い汁を飲ませる財政健全化政策は、選挙後に公表すると、政府は明らかにしている。ここであからさまに行われているのは、票の買収という選挙戦術である。


政治家にとっては、選挙に勝たねば、仕事ができない。選挙に勝つために戦術を駆使することは許されるべきだろう。が、これらの自民党の戦術は、あまりにえげつない。政治倫理に反するものだ。これは、民主主義を劣化させる。

こうした戦術に国民が乗るとしたら、それはそれで国のレベルがそれまでのこと、ということなのかもしれない。自民党は300議席を取る勢いである、らしい。

コメント

朝日新聞デジタル版に”社会主義化する日本を野党も止めない「翼賛選挙」”(http://www.asahi.com/articles/ASGDD5DYNGDDUEHF00C.html)という記事があります。 今度の選挙で自民党が大勝し今の経済政策を更に進めるとどうなるかが書いてあります。 恐ろしい・・・・

リフレ政策、またの名を「ヘリコプターから金をばら撒く政策」は、オカシイとは思っても、国民にしたら、苦痛はないですし、何か一時の夢が見られるような気がするのかもしれませんね。

このままで済むはずがないですよね。

選挙のやり方も、国の将来を考えるというよりも、何しろ勝つことだけを考えているようにしか思えませんね。

これで、政権党が大勝するとなると、世も末ですね。お子さんやお孫さんのいる方々は、どう考えているのでしょうかね。若い世代を戦場に送り出そうとしている政権を是とするのでしょうか。

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/3391-181a50a7