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Sam K4DGJ 

今朝は、この数日間と異なり、ハイバンドが北米に良く開けていた。16歳のKK4UNZ等に混じって、古くからの知り合い、Sam K4DGJが呼んできてくれた。彼は、恐らくもう80歳台半ば。リタイアした眼科医である。2年ぶり位だったか・・・バンドが東海岸に開けると、ゆっくりとした長点を伸ばすバグキーの符号でしばしば呼んでくれたものだったが、このところお目にかかっていなかった。

1年前にCVA・・・脳血管障害のことだろう・・・で倒れた、言語障害が残っている、と教えてくれた。左半球の後頭葉と側頭葉に問題を起こしたようだ。あと、左目の視覚障害も残ったらしい。幸いなことに、麻痺は残らずに済んだようだ。左目の視覚障害がその病変では説明できなそうだが、というと、右側にも多少の病変があったとの医師の説明だった、と言っていた。でも、片岩の視力障害は視交叉よりも末梢の病変ではないと説明できなかったのではなかったか・・・と思ったが、それ以上質問はしなかった。

言語障害・・・おそらく発語の障害だけなのだろう・・・が残ったので、CWによるコミュニケーションは、これまで以上に彼にとって大切なものになった、CWの音楽を楽しんでいる、と語っていた。それに、ブラームスも・・・そうだ、彼はブラームスの愛好家でもあるのだ。バグキー捌きは、依然と変わりない、話す内容もシャープそのもの。これからも、今まで同様に、無線を楽しんで行ってもらいたいと、心のなかで念じつつお別れした。

以前にも記したが、肺がんで脳転移を起こし、それにもかかわらず最後まで仕事を続けた内科医の同僚が、かっての職場にいた。最後は、自分で指示を出しつつ、救急車で出身の大学病院へ運ばれていったという。Samも、自分に起きた病気について、明晰な分析をし、病状を理解しているのだろう。Samは、幸いなことに生命にかかわらない病気だったが、我々、医師は、自分の最後の時を、それを意識しつつ過ごすことになるのかもしれない。できるならば、そうした時間は短くあって欲しいものだ。でも、過ぎてゆく時間の意味を理解しつつ最後まで過ごせるのは恵まれているとも言えるのかもしれない。その時、医師であったことをどのように思い返すことだろうか。

それにしても、単なるリポート交換の交信が多い・・・自分の熱意が少し薄れてきた感じがする。

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