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年の瀬に 

毎年、年の暮になると、主に外国の友人たちに季節の挨拶状を送ることにしている。毎年、様々な社会経済事象に押しつぶされそうになりつつ、問題の深刻さを訴えることが多かった。でも、今年は、少し違うような気がする。勿論、問題はますます深刻になりつつあるわけだが、少し距離を置いてみることができるようになった気がする。歳をとったということなのだろうか。

年齢を重ねると、自分の自慢をする人間と、若い人に遺言を語る人間とに分かれると、内田樹氏が、どこかで語っていた。過去を見ているのか、先を見ているのかの違い、または自らのみを見ているのか、周囲に目をやっているのかの違い、ということだろうか。遺言を希望を込めて、語り続けるようになりたいものだ。現実に少し距離を置いてみることができるようになる、というのは、後者のように語ることができるようになりつつあると言えるのか。そうであれば嬉しいのだが、現状では、アジテートするような内容、表現になりがちだ。希望を持ちにくい現在であるから、希望を見出して、その光に従って発言を続けて行きたいものだ。

目の前にたちはだかる老境に何を見出すのか。そこには、現実的には、能力の退縮、病、知人や家族との別れ、そして自らの死といった暗いことが待ち受けているのかもしれない。それでも、何か良いものがあることを信じて、歩んでゆきたいものだ。

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