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ミサイル防衛システムがもたらすもの 

「世界」の最新号に、ミサイル防衛システムMDの記事があった。

MDは、技術的にまた配備の面でも米国が世界で一番進んでいる。MDの目的は米軍による宇宙ベースのネットワーク中心型システム(といっても分かりにくいのだが、要するに新たに構築された宇宙を巻き込んだ軍事システム)の防衛にある
日本の京都近傍にそのためのレーダー基地が構築されている。

MDシステムによる不利を、他国(特に中国か)が挽回しようとして取る作戦は、次の三つ

1)地上施設の攻撃 当然、京都近傍のレーダーサイトはその攻撃対象になる

2)宇宙軍事・諜報衛星 すでに地上からミサイルでこうした衛星を攻撃する実験が行われている。さらに、高高度における核爆発で、多数の衛星に障害を与える方法もある。実際に、そうした核実験が行われたことがある。

3)原発・核施設 日本には54基の原発があり、それらが標的になる可能性がある。私は誤解していたのだが、稼働中でなくても、原発が攻撃されると、その放射能汚染は広大な地域に及ぶ。福島第一原発では、事故により放出された放射性物質は、核燃料の数%にしかすぎず、残り90%以上は、1から3号機のメルトダウンした核燃料デブリ、および周囲の汚染水中に存在する。さらに、その10倍の放射性物質が、5,6号機、燃料プールに核燃料として保管されている。ここが、攻撃され、放射性物質が放出されると、恐らく日本全体が居住できなくなるほどの汚染を受けるだろう、ということだ。稼働ちゅうでないから、危険性が少ないというのは、楽観的すぎる。 

わが国は、防衛予算で、MDにもかかわる宇宙防衛(実質は、宇宙軍拡)を進めようとしている。核爆弾による被害を最小にできる軍事衛星は一基5000億円ということらしい。軍需産業が、宇宙軍拡を望むわけだ。日本の防衛予算は、2013年以降毎年増やされ続けている。

私は、国対国の全面戦争が簡単に起きるとは考えていないが、暴発するということもあり得る。さらに、宇宙の軍拡は際限ない軍拡競争になる可能性が大きい。万一、全面戦争が起きた場合、日本は、狭い国土に米軍基地が多数あり、さらに原発が54基ある。これらはすべて、最初に攻撃対象になることだろう。

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